簡単印刷時代
〜隣の部屋にあるプリンターが突然動き出して〜
先日パソコンに、いつの間にか貯まっていたポイントの一部が4月末で使えなくなるというメールが送られてきていました。どうしようかと迷いましたが、景品と変えていただくことにしました。
しかし、その手続きをしようとしても、なかなかうまくできません。それで、息子の帰りを待って、彼に頼んで、景品を請求してもらいました。すると、数日後にカラーコピーのできる立派なプリンターが届きました。
申し込む時点では、景品のプリンターなので小さいちゃちな物だろうと息子と話していましたが、どうしてどうしてちゃんとしたとてもいい物でびっくりしました。
実はプリンターはつい先日新しいのに買い換えたばかりで、早急に必要としているわけではありませんでしたが、他に欲しい物もなく、ポイントを無駄に流すことからしたらもう一つあってもいいかなと、軽い気持ちで申し込んでみたものでした。
先日買ったプリンターも、景品で送られてきた物も、両方ともコードレスでカラーコピーしてくれるものなので、母子室と牧師室において、どちらでも自由に使えるようにしました。
教会にはこれらの他に業務用の白黒のプリンターがありますが、これは弟が彼の会社の永年勤続のご褒美に頂いた物を私が頂いたもので、プリントの速度がとても速いので、たくさんの印刷をするとき重宝しています。またトナー交換もほとんどいらないのでとても便利です。
他に会堂に大型のコピー機も置いてあり、大量のコピー時やB4用紙やA3用紙等の大型紙のコピー時に大変役立っています。
こんなにプリントやコピーが簡単にできる時代が来ようなんて私が小さい頃には到底想像できないことでした。
私がまだ学校に通っている当時はもちろん、今から30~40年ほど前までは、ガリ版印刷(謄写版印刷)なるものの全盛期で、先生方が蝋を塗った薄い和紙(ロウ原紙)にガリペンで文字を書いてインクをローラーで塗って刷っていました。
蝋はインクを通さないので、ガリペンでこすった部分だけ下の紙にインクがしみ込み、字が浮き出るという仕組みになっていました。1枚1枚手作業で刷るので、労力も大変で、インクもよく手に付きました。
私が教会を始めた当初はワープロで打った文字や絵を切り貼りしてコピー機にかけて作っておりました。それが今はパソコンに打ち込んで、椅子に座ったまま、印刷ボタンを押すと離れたところにあるプリンターや隣の部屋にあるプリンターが突然動き出して、印刷してくれます。それもカラーできれいに映し出され、手が汚れることもなく、労力もほとんどいりません。
お蔭様で教会でも毎週週報をカラー印刷できるようになり、たくさんの方々にそれを配って読んでいただけるようになりました。便利さに溺れることなく、すべてにおいて感謝の心を忘れないようにしたいと思います。
キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。コロサイ3:15
※写真:ポイントと交換して届いた新しいプリンター
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