良い天気とは?

公開済み 6月 8, 2025 by 管理人 in アドナイ・エレ

~農家の方が通りすがりに、よか雨なぁ~

いよいよシトシトと雨が降り続く梅雨の季節になりました。今年は5月16日に九州南部地方が沖縄や奄美よりも早く『梅雨入り』しました。

私としては、梅雨入りはなるべく遅い方がよく、『梅雨明け』は少しでも早い方が嬉しいのに、今年鹿児島は沖縄や奄美を通り越して、より早く梅雨入りしました。だからといって、より早く梅雨明けするということでもなさそうです。

この時期の登校見守りは大変です。梅雨時期の強い雨の日は合羽を着て長靴を履いて街頭に立つのですが、蒸し暑い日は汗で下着までぐっしょり濡れます。

また、この時期は私だけでなく子供たちも大変です。先日はパラパラ雨が降る中を2年生の男の子が濡れながら歩いてきました。そこで、「傘はないの?今日はまだまだ降るよ。」と言うと、「傘は学校にあるの」とのこと、どうやら昨日帰るときに学校に置き忘れて帰ってきたみたいです。この時期、雨は降ったりやんだりで、登校する時は降っていても、下校の時は晴れているということはよくあることです。

そうかと思うと、激しい雨の日は子供たちが傘を差していてもズボンやスカートを濡らして登校して来て「靴下も濡れてグチョグチョだよ」と言います。私が、「替えの靴下持ってきた?」と聞くと「うん」という子もいますが、中には、「いいや、ないの」という子もいて、学校でずっと濡れた靴下のままでいるのはかわいそうだなと思います。

さらには、水が溜まった車道を猛スピードで走る車が子供たちに水を跳ねていくこともあるので、子供たちに「車の水撥ねに気を付けて行くように」とは言いますが、実は車道横の狭い歩道では防ぎようがないのも事実です。

したがって、梅雨の時期はあまり好きではありませんが、以前こんなことがありました。知り合いの農家の方が横断歩道を渡りながら「良か、雨な~」と言って通られたので、ハッとさせられました。

私たちには迷惑な雨だけど、農家の方にとっては待ちわびた嬉しい『恵みの雨』なのかも知れないので、勝手に雨が降るのを嫌ってはいけないなあ~と教えられました。

私たちは、晴れた気持ちの良い日は、「今日は良い天気ですねぇ~」と声を掛け合ったりしていますが、農家の方にとっては、そうではない時があるかもしれないと思うようになりました。

すなわち、良い天気とは晴れた気持ちの良い日とは限らなくて、人によってもまた職業によっても感覚が違うんだと思うようになり、気軽に良い天気と言えなくなりました。

もっとも、私たちが健康でいられるのも、美味しい食べ物が食べられるのも、皆雨がもたらす恵みです。恵みの雨にぶつぶつ文句を言わないようにしないといけないと教えられました。

 讃美歌の中に「♪雨を降り注ぎ、恵み給うと、神は愛を持て誓いたまえり、夕立のごと、あまつ恵みを、イエスよ、今ここに注ぎたまえや。♪」とあり、教会の礼拝前の準備祈祷の定番の讃美になっています。

感謝をもって【主】に歌え。立琴でわれらの神にほめ歌を歌え。神は雲で天をおおい、地のために雨を備え、また、山々に草を生えさせ、獣に、また、鳴く烏の子に食物を与える方。イザヤ147:7~9

シオンの子らよ。あなたがたの神、【主】にあって、楽しみ喜べ。主は、あなたがたを義とするために、初めの雨を賜り、大雨を降らせ、前のように、初めの雨と後の雨とを降らせてくださるからだ。ヨエル2:23

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