マルコの福音書6章30-44節より
2020年7月12日主日礼拝メッセージ
この5千人の給食の記事は4福音書に記されている最大の奇蹟です。毎日世界の人間の食べ物を与えられる神様の命の奇蹟をあらためて覚えます。
イエス様は羊飼いのいない羊のような群集をみて、深くあわれまれ、ご自身の休み時間も忘れて命の言葉を語られます。羊飼いがいなければ、羊は歩むべき道がわかりません。食べ物を手に入れることができません。敵に対して身を守ることができません。病の癒しが必要でなくても、たましいは疲れ病んで、イエス様なしでは私たちはさまよう羊のような弱く無力な存在なのです。
イエス様は少年の5つのパンと2匹の魚から約2万人の空腹をいやされます。この少年の差し出したパンはもっとも貧しい者たちの食物とされる大麦の小さいパンでした。神さまは小さくても神様のために喜んで与える者を祝福してくださいます。
十字架で命を捨てられたイエス様こそが、天からのまことのパンであり、罪の世に下り、永遠のいのちを与える神のパンなのです。
天にかざし祝福してさかれたパンは十字架でさかれたキリストの体です。キリストは私たちをあわれみ、日ごとの糧を与え、たましいの飢え渇きを満たす、霊の糧を注いで下さいます。
働き疲れて、何も持たない弟子たちをイエス様は試され、訓練されます。与えてくださる方、頼るべきお方は復活されて今、生きて働かれるイエス様なのです。