キリストを掲げよ、旗印は十字架

ヨハネの手紙 第一2章12-17節より

土山みことばキリスト教会

2022年2月13日

この世界は神が創造された素晴らしい世界です。けれども、人間が神に対して罪を犯した時から、堕落した世界に変わりました。

それは神の存在を無視した誤った価値観、感覚に支配された享楽の奴隷状態、金銭が幸福である物欲と自慢、見えるものがすべてで精神的な世界は無関心、所有物の用途は利己的…

しかし、神はその世界が創造される前から、この罪の世には属さない神の子ども(キリスト者・クリスチャン)を選んでいました。天国の民とされたキリスト者は、この地上では旅人です。外国の旅人は、その国の市民権を持ちません。キリスト者はこの地上の制度、規則にだけに縛られず、天国の原則に従うのです。

この世は危険を生みます。この世の愚かな知恵、堕落した世の肉の欲を避けて、分別をもって自分をきよく保つことが必要です。肉の欲が私たちの中にあるなら戦いと混乱を引き起こします。キリスト者は肉の欲に支配され続けてはなりません。

確かにこの世にあっては艱難があります。しかし、神はこの世を愛され、そのひとり子を人間の罪のために十字架に渡されました。神はこの世界の罪による誤りを明らかにされました。

確かにこの世は魅力的です。しかしキリストの十字架にまさって誇るべきものはありません。罪なき神キリストが身代わりに死んでくださったのです。いかなるこの世のものも罪赦される恵みと比べられません。

自分の罪を悔い改めて、キリストを罪からの救い主と信じる者は神の子とされ、天国の民です。キリストを救い主と信じる者は、この世にあって勝利する者です。

この世の目的に執着する者は永遠に続くことのない過ぎ行くものに身を任せているのです。若さも権力も必ず衰えます。しかし、神を生きる中心にする者は、人生を永久不変のものに託した者です。

滅びゆくこの世を愛するか、永遠の神を愛するか。神を信じる者は幸いです。

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