ヨハネの手紙 第一4章1-6節より
2022年4月3日
この宇宙や地球は神さまの一部という考えがあります(汎神論と言います)。また神さまはこの世界を造ったあとは、この世界に関わらず、地球が自然の法則で動き続け、生き物はそれぞれが子孫を残しているのだという考えもあります(理神論と言います)。
しかし、聖書によると、この天地万物は神さまが創造され、この世界には神さまと被造物だけが存在します。そして、神さまは今も生きて働かれ、罪をさばかれ、人に語りかけられ、この世界を存続させておられるのです。
真理とは、いくつもあるものではありません。真理はただ一つです。真理とは人間が努力して得ることはできません。この地球のどこを探しても見つけることはできないのです。真理とは神さまの中に存在するのです。
人間の側からは決して、神さまに近づくことはできません。それは人間に罪があるからです。人間が神さまを知ることができるのは、①人間の姿になられたキリスト ②神さまの言葉である聖書 ③聖霊である神さまが人間に働きかけることによってです。
キリストが救い主であると信じることは、この①②③の神さまの恵みによるのです。神さまを信じようとする者に、ご自身を現され、関係が与えられます。
神さまの奥義である真理、それは神のひとり子イエス・キリストが罪なき人間として、あなたの罪の身代わりに十字架で死んで三日目によみがえられたことです(Ⅰコリント2:7-11)。
この福音(キリストの十字架による罪のゆるし)は神さまが人間に与えてくださいましたが、人間は聞きたいことだけを聞くことができます。この罪の世にある者は、福音を聞いても偽りと取り換えてしまいます(ローマ1:25)。このキリストの真理に逆らい、耳をそむけます(Ⅱテモテ3-4)
しかし、神さまはすべての人が救われ、真理を知ることを望んでおられます(Ⅰテモテ2:4)。キリストはすべての人の救い主です。真理だけが人間を罪の生き方から自由にします。
「そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」(ヨハネ8:31-32)
真理のお方、キリストを思い起こし、守り従うことによってのみ罪に打ち勝ち生きることができます。
「しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。」(ローマ8:37)