アメリカが選んだ大統領

公開済み 11月 13, 2016 by 管理人 in アドナイ・エレ

~政治に失望“激薬”を選択?~

次期アメリカ大統領に対する、日本における大方の予想とは裏腹に、共和党のドナルド・トランプ候補が、民主党のヒラリー・クリントン候補を破って、次期アメリカ大統領に就任することになりました。

接戦だった選挙中は期待と不安が交錯し、株価や為替レートが乱高下しましたが、最終的にトランプ候補の勝利が確定すると、先行き不透明な不安感からか、日本の株価は千円ほど値下がりしてしまいました。

株への投資をしていない中・下流階級の私たちには、株価の動向は全く関係ありませんが、兜町の株を持ってる人へのインタビューで、今回の株価の急落で高級車1台分ぐらい損したという人がおられたので、聞きながら株を持ってる人って大変なんだなと思いました。(その後、株価は上昇に転じましたが、まだ先行き不透明で、不安が残ります。)

働く者は、少し食べても多く食べても、ここちよく眠る。富む者は、満腹しても、安眠をとどめられる。私は日の下に、痛ましいことがあるのを見た。所有者に守られている富が、その人に害を加えることだ。伝道者5:12~13

しかし、トランプ氏は選挙中、移民排斥のためアメリカとメキシコの間に壁を作り、その費用をメキシコに払わせるとか、日本に駐留するアメリカ兵のすべての経費負担を日本に負わせるとか、日本が自分で防衛するように原爆保持要請等々のかなり過激な発言を繰り返してきたので、一般の良識ある人は彼を選ばないだろうと予想されていましたが、見事に期待を裏切って大差で当選してしまいました。

翌日の新聞では、「政治に失望“激薬”を選択」の文字が踊っていました。そこには、政治に対する閉塞感があり、国民がチェンジを求めた結果だったのでしょう。

今トランプ候補がアメリカ新大統領に決まったことで、世界中に戦慄が走っています。世界のトップリーダーがアメリカの国益最優先にすることにより、周りの国々に経済的なしわ寄せが来ることを懸念して、皆先行きの不安を抱えて戦々恐々としているところでしょう。

しかし、主に信頼するクリスチャンは何が起ころうと恐れることはありません。全ては主の御手の中であり、主の許しの中にあるので、どのような境遇にあろうと、この御方に信頼する者は決して失望させられることがないと約束されています。

神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。ローマ8:28

最終的にこの世の全てを支配し、全ての主権を持っておられるお方に全き信頼をおいて、生きるならば主が必ず守り、祝福してくださいます。問題は主から離れて、自分勝手に歩む時、守りを失い、不安と怖れによって苛まされるようになるのです。

幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。まことに、その人は【主】のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。悪者は、それとは違い、まさしく、風が吹き飛ばすもみがらのようだ。詩篇1:1~4

アメリカのトランプ新大統領の活躍を期待しつつ、何が起ころうと全てを支配しておられる主なる神様により頼み、全ては益に変えられるという主の約束を信じて、現状を喜んで受け入れていきたいと思います。

 

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