本読みのボランティア

公開済み 2月 22, 2026 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ トルストイ??トイ・ストーリーだったら知ってる ~

 近所の小学校での本読みのボランティアをさせていただいています。先日は5年生のクラスに出かけてきました。そこで今回は、トルストイ原作の「火は早いうちに消さないと」という本を読ませて頂きました。

 教室に入ると、子供たちが良く聞こえるように椅子をもって前に移動して来ていました。そして、今回は教壇のすぐ前に椅子を並べて、男の子たちが4~5人陣取っていました。

 本を読む前に、みんなに「皆さんはこの本の原作者のトルストイって知っていますか?」と聞いてみました。一人ぐらいは「知ってる」という子がいるかな、ひょっとすると「彼は『戦争と平和』を書いた人です」と言う子がいるかなと思っていましたが、皆黙っていました。

 そうだな、私が小学生の頃だって知らなかっただろうから仕方がないなと思いました。その時、教壇の前に陣取る一人の男の子のが「トルストイは知らないけど、トイ・ストーリーだったら知ってる。」と言っていました。

 このお話は、最初は隣同士で卵1個がどちらのめんどりが生んだものかという些細なことでの言い争いが、どんどんエスカレートしていき、お互いに意地の張り合いで何度も裁判沙汰になりました。そして、最後は腹いせに隣の納屋に火をつけたのが、両家だけでなく町の半分を焼く大火災となって、両家とも家だけでなく家畜や家財道具などを失ってしまうという話です。

 つまり、意地の張り合いで結局は両家とも大変な目に合うという事で、片方のお爺さんは最初から、「どちらが悪いとかではなく、早く謝って仲直りするように、意地を張っていいことは何にもないぞ。」言い続けていました。

 明くる日、その話を聞いていた5年生の男の子に、「昨日の話はちゃんと聞いてた?」と言ってみました。すると「火は早いうちに消さないと、意地を張っていても何も良いことはないということでしょう。」と答えてくれました。

 さて以前の本読み時に、こんなことがありました。2年生のクラスで、島崎藤村作「おさなものがたり」より、「つるとかも」のお話を読みました。

 つるとかもがお互いの足を取り換える話です。かもは、つるの長い脚をつけて、いつもの水鳥たちを上から見下ろして得意げに歩き回ります。つるは、かもの水かきのついた足ですいすい泳いで、あっちへ行ったりこっちへ行ったり楽しげに泳いで回ります。

 しかし、3日もするとお互いに疲れが出てきて、やっぱり元の足の方が良いと思うようになり、再び交換して元の姿になるというお話です。

 それを読み終わった時、一人の男の子が質問してきました。「つるとかもは何で(何を使って)足を取り付けたの?」さて、この質問に答えるのには注意は必要です。「こんな事は現実にはあり得ないのですが、・・・」なんて言ったら、今までのお話が興ざめしてしまいます。

 さて、何と答えたらいいかと考えていると、一人の男の子が「僕はセロテープで付けたと思う。」と言いました。すると、質問した彼も「僕もそう思った。」と答えました。私は、何だそんなことで良かったのかと安堵しました。

 確かに、接着剤で付けてしまったら、後で取り換えるのが大変です。セロテープだったら直ぐに外せるから、それが良いと思ったのだと思います。

 毎回、子供たちは本読みの時間を楽しみにしてくれていて、真剣に聞いていてくれます。

金銭を愛する生活をしてはいけません。いま持っているもので満足しなさい。主ご自身がこう言われるのです。「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」ヘブル13:5

他人の持ってるものを欲しがらないで、今あるもので満足しなさい。神様が一切の必要を満たして下さいます。

No Response to “本読みのボランティア”

Leave a Comment