本の読み聞かせボランティア

公開済み 11月 20, 2016 by 管理人 in アドナイ・エレ

~半年でこんなに変わる?~

小学校での本読みのボランティアを10年近くさせて戴いております。本読みは月曜日(以前は水曜日)の8時半から9時前まで約20分間の間に行われます。それぞれの学年の子供たちに応じた本を選んで読み聞かせを行います。

私の読む本の大半は、教会のKさんが子供たちの教育に良い本をたくさんお持ちなので貸していただいてるものですが、本読みは年間通じてあるので、ついつい借りっぱなしになってしまいがちになります。そこで、近頃は貸していただくのを最小限にして、なるべく借りずに少しずつ自前で都合つけるように努力しております。

今月は1年生、3年生、4年生と3回の本読みボランティアが予定されており、先日は1年○組の本読みに行かせていただきました。ここのクラスは元気のいい子が集まっていて、朝の登校安全指導の時には数人で私の洋服や手袋、旗を引っ張って学校に連れて行こうとするほど威勢のいい元気な子供たちです。

従来入学して1年間ぐらいはおとなしいのが普通なんですが、このクラスの子供たちは入学してしばらくすると、青い服を着て白い手袋をした私を見て、「ドラえも~ん」と呼び掛けてくるようになりました。

春にこのクラスに本読みに行ったときは、皆が喜んで飛びついてきて、洋服やカバンを引っ張ったりしたので、本読みをするのが大変でした。それで、今回は朝の安全指導で彼らに会うときに、「君たち、こんど本読みに行くけど、静かに聞かないと読んであげないからね。」と釘を刺しました。すると、「ワ~ッ、本読みに来るんだ。」と喜んでいます。

当日、他のクラスの本読みの時とは違って、少し構えて出かけました。5分ほど前に教室前の廊下に立つと、私を見つけた子供たちが駆け寄ってきて、私を教室に押し入れようとします。私が掃除をしている子供たちを見て、「君たちもちゃんと掃除しなさい。」と言いながら時間まで廊下で待ちました。

時間になり教室に入ると、我先にとイスを持ってきて教壇にくっつくほどに前に並べて座ります。今回は私に飛びついてきたり、引っ張ったりすることがなかったので、ひとまず安心しました。

彼等にはじっくり読み聞かせが出来ないかもしれないと思って、短い紙芝居を準備してきました。読み始めると最初は少しざわざわしていましたが、そのうち静かに聞くようになってきました。紙芝居が余りにも短かったので、すぐ終わってしまいました。

そこで、もう一つ読んであげようと言って、絵本を読み始めました。すると、以前来た時とは全く違って、彼等が熱心に目を輝かせて聞き始めたのです。同じ子供達とは到底思えないほどに真剣に聞いているのです。

本を読みながら、子供達の顔を覗き見て、半年でこんなに変わるものかと、子供達の成長の速さに驚きを禁じえませんでした。これも一重に、先生方の教育の賜物だと感心致しました。

若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない。箴言22:6

知恵のある者に与えよ。彼はますます知恵を得よう。正しい者を教えよ。彼は理解を深めよう。【主】を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟りである。箴言9:9~10

指導がないことによって民は倒れ、多くの助言者によって救いを得る。箴言11:14

 

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