世界幸福度ランキング
~幸福は環境より心~
2017年、世界幸福度ランキングが3月20日国連から発表されました。評価のポイントは「一人当たりGDP」「社会福祉」「健康寿命」「人生選択の自由度」「寛大さ」「汚職の少なさ」などです。
それによると155カ国の内1位;ノルウェー、2位;デンマーク、3位;アイスランド、4位;スイス、5位;フィンランドと社会福祉の充実した北欧の国が1位,2位,3位,5位と軒並み上位を占めており、当然のことながら紛争中の国々が下位になっていました。
そこで、肝心の日本は!と見てみると何と51位、私は外国に住んだことがないので他の国のことはわかりませんが、こんなに住みよい国はないと思っていただけにショックでした。そして、その理由が「他者への寛容さ」が低いということでさらにショックを受けました。
私の中では日本人はどこよりも他者に対する心遣いや寛容さが溢れている民族だと思っているのに、国連はどこを見ているのか。外国人が日本に来て驚くことは、日本では置忘れや落し物が返ってくる、こんな国は他にないということです。日本人こそ他者への思いやり寛容さで出来ている国だぞ~、と叫びたい思いです。
ところで、幸福度というのは個人個人がどう感じるかの問題であり、いろいろな尺度で測って、傍からとやかく言われるようなものではないと思います。
昔の日本人は皆一様に貧しく、井戸から水を汲んだり、川で洗濯したり、馬車や歩いて旅したりの生活で、今のようにテレビや冷蔵庫、洗濯機やエアコンに囲まれた快適な生活とは雲泥の差がありました。
しかし、現在の人々のように不平不満は多くはなく、特に他者と比較して落ち込むこともなく、それなりに幸せを実感して喜んで生活していたように思います。
快適な環境にいる今の子供たちより、物は満足にはなく不便さはあったが、昔の子供たちの方が幸せ感は強かったように思います。また、現在でも物が豊富にそろい環境に恵まれた都会の子より、少し不便を感じる程度の地方の子の方が幸せ感は強いんじゃないだろうかと思われます。
人は皆どんな環境に置かれても、すぐそれに慣れてしまい、無意識に足りないものを探しだして、不満を持つようになる傾向があるように思います。
私は今とても幸せです。私は恵みに目を向けて感謝をするようにしています。神様を信じてクリスチャンになれたこと。健康が与えられていること、素晴らしい家族が与えられていること、素晴らしい教会員・仲間がいること、素敵な住まいや調度品が備えられていること、いつも車で移動できること等々、恵みを数え上げだしたら限りがありません。これは私だけでなくすべての人に言えることだと思います。
不平不満に目を向けないで、恵みに目を向けて生きるようにしたら、おそらくほとんどの人が国の幸せ度ランキング等には関係なく、個人的な幸せを実感できると思います。
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。1テサロニケ5:16~18
キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。コロサイ3:15
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