お嫁さんの日(7月第2日曜日)
〜お母さん偉いねぇ〜
作:佐多 多視子 牧師夫人
長男のお嫁さんは、小5、小3、幼稚園の年少さんのお母さんです。
鹿児島に来たときは、大抵4泊します。私の話や仕事をよく見ていて学ぼうとする姿勢は立派です。
洗濯物のたたみ方を見ていて、「あ、それ佐多家のたたみ方ですね」と言います。「こうするとほぐれてしまわないで、コンパクトになって良いでしょ」と答えました。また、使い古しのTシャツ等を切って、食後の食器を粗拭きするのですが、お嫁さんはもう1度洗わなくて良いくらい綺麗に拭いてくれます。昨夏、その作業をしながら、「来年の夏休みの宿題はこの事を書くのよねぇ」と長女Mちゃんを見ながら言いました。読書感想文の中にそのことを書いてくれるのだそうで、「もう来年の夏休みの宿題の事を考えてるの?」と驚きました。
また、家の車にMちゃんが乗ってきた時、「うちのお母さんは、私が間違った問題を紙に書いてあちこちに貼ってあるのよ」と言いました。「えー、お母さん偉いねぇ、そんなことおばあちゃんお父さんにしてあげた事ないわ、お母さん偉いねぇ」と答えました。
いつだったか食事の時雑談で、私が「うちの次男Mは、トイレにら行の文語体活用を貼ってあって、あ、これ覚えられないんだわと思ったのよ」と話したことを聞き逃さなかったんだなと思いました。一緒に台所に立っているときも菜箸や網杓子をさっと出してきて、キッチングッズの在り処を良く知っています。よく気が付く人です。この前は子供たちの中学生から勉強の士気をどう高めていったのかという話をしました。夫婦で正座して真剣に聞いていました。
聖書の中に出てくるルツさんか、若い頃のリベカさんのような優しくて賢いお嫁さんです。長男に「貴男、お嫁さんがKさんで幸せだね」と言うと、「うーん、幸せだよ」と返答。あの家族のことを思うと心が潤されていきます。
次男のお嫁さんは小1と3歳と、4月に次女を出産し、3人のお母さんになりました。小学校の保護者デビューです。新生児を抱っこしての保護者会も大変でしょう。
昨夏うちの教会学校に出席した時、長男A君が1cmの四角のマスの中に、はみ出ないよう字を書いていてびっくりしました。お嫁さんが「幼稚園で教えてくれるんです」と言いました。次男は小学校入学の時、名前を書いて読めるだけのただ元気な子だったのに、A君は偉いなと感心し、次男も幼稚園で教えられていただろうに何していたんだろうと思いました。飛行場に見送りに行った時、お嫁さんのお母さんが歌って長女Mちゃんが歌いながら踊って見せてくれました。あ、Mちゃんが歌ってる、踊ってる、なんて可愛いんだろうと思って目に焼き付けました。
3人出産した人は皆口をそろえて、2人と3人は違うよねぇと言います。忙しさが半端ではないからです。A君もMちゃんも少しずつお兄ちゃん、お姉ちゃんに成長していくことでしょう。
しっかりした妻をだれが見つけることができよう。彼女の値うちは真珠よりもはるかに尊い。箴言31:10
その子たちは立ち上がって、彼女を幸いな者と言い、夫も彼女をほめたたえて言う。「しっかりしたことをする女は多いけれど、あなたはそのすべてにまさっている。」と。箴言31:28~29
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