バレンタインデーって?
~由来を知り正しく対応~
今年もバレンタインデーがまもなくやってきます。日本では女性が好きな男性にチョコレートを贈る日になっています。デパートやスーパーにはバレンタインコーナーができ、山積みのチョコレートが並んでいます。中には数千円もするチョコレートまであるということなので驚きです。
先日小学3年生の女の子たちに「君たちバレンタイン、何かするの?」と聞いたら、「するよ。男の子たちには上げたくないから、女の子同士で友チョコするの。でもバレー(スポーツ少年団)では禁止されてるの。」との返事が返ってきました。
小3ぐらいではまだ男の子にチョコを送るなんてしないんだなと思いました。しかし、これが中学生、高校生になるときっと女の子が意中の男の子にチョコを贈ったりすることが多くなるのだろうなと思います。
スポーツ選手やもてる男の子はたくさんのチョコをもらうそうです。中には段ボール箱の数箱にいっぱいという有名人もいるということでした。感謝なことに私が若い頃はこのような習慣はなかったので、寂しい思いをすることなく幸せだったな~と思います。
しかし、沢山のチョコを貰えるもてる男の人の場合にも問題があるそうです。それはあまり好きでもない人から手作りチョコなど貰ったら、その対応に困るということでした。なるほどな、イケメンはイケメンで大変なんだ。
しかも、今はホワイトデーなるものができて1か月後にはそのお返しをしなければならず、下手なお返しだとひんしゅくを買うこともあるそうで、どっちにしても今の若者は大変です。
そのようなわけで、大半の男性にとって恨めしいバレンタインデーっていったい何なのか。その由来を調べたので今年もここに載せてみました。
「ローマ帝国皇帝・クラウディウス2世は、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、ローマでの兵士の婚姻を禁止したといわれている。キリスト教司祭だったウァレンティヌス(バレンタイン) は秘密に兵士を結婚させたが、捕らえられ、2月14日処刑された。・・・やがて、この日が祭日となり、恋人たちの日となったというのが一般論である。
『女性が男性に対して、親愛の情を込めてチョコレートを贈与する』という「日本型バレンタインデー」の様式が成立したのは1970年代後半であった。なお、バレンタインデーにチョコレートを渡すのがいいのでは?と最初に考案して実践したのは、大田区の製菓会社である。」(ウィキペディアより)
一説によると、森永製菓が「バレンタインデーには愛する人にチョコレートを贈りましょう」と提唱し、大手デパートがバレンタインデーのフェアを開催したのがバレンタインデー普及の契機になったとされています。
つまり、バレンタインデーにチョコレートを贈るという習慣は日本独特のもので、どうやらチョコレートメーカーやデパートやスーパー等の売上増進のために企画されたもののようです。
バレンタインデーに好きな人にチョコ贈って愛を告白すること自体は、悪いことではないでしょうが、私たちの周りには他にも沢山の伝統や風習といわれるものがあります。ただ何気なくすべてを受け入れるのではなく、その由来を知り正しく対応していくことが大切かなと思わされます。
わが子よ。すぐれた知性と思慮とをよく見張り、これらを見失うな。それらは、あなたのたましいのいのちとなり、あなたの首の麗しさとなる。こうして、あなたは安らかに自分の道を歩み、あなたの足はつまずかない。箴言3:21~23
そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。ヨハネ8:32
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