飢餓問題との関わり

公開済み 5月 13, 2018 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ハンガーゼロ・アンバサダー~

「飢餓問題との関わり

私が世界の飢餓問題に本気で関わりを持ち始めた一番大きなきっかけは、1987年に韓国の教会で見たホームレス支援活動でした。教会に大きな窯があって教会員がそれぞれ自分の家からお米を少しずつ持ち寄ってそこに入れ、それで毎日500食を作って貧しい人々に提供するという活動をしていたのです。

そこで、その時から我が家でも1週に1日家族5人で断食をして、それをささげることを始めました。最初はお米を貯めて福祉施設に持って行っておりましたが、お米は長く置くと劣化してくるので思案しておりましたら、以前教会で親しくさせて戴いていた方が東京大学を卒業後、日本国際飢餓対策機構からエチオピアに行かれることになりました。

それから断食分を飢餓対策機構へ募金として送ることにしました。今3人の子供たちはそれぞれ成人して関東に行ってしまいましたが、彼等が旅立つ日までは断食募金を続けました。今では夫婦2人になってしまいましたが、これからもずっと続けていくつもりです。

また、1998年鹿児島で世界食料デー大会が始まりました。それをきっかけに来られた講師の方にお願いして、わが町の6つの小学校を回って飢餓の現状をお話して頂けるようになりました。講師の先生方には1日に数校を回って頂き大変だったと思います。

しかし、その内に講師の方と学校の授業時間との調整が難しくなり、自分で飢餓に関する学びをして幼稚園、小学校、中学校等で出前授業をさせていただくようになりました。その活動は今も続けております。

お話の後の子供達の感想文には、自分たちがいかに恵まれた環境にいて、どれ程贅沢な生活をし、無駄なことをしているかを知り、自分の生活を見直したいと書いている人がたくさんいます。また、無縁だった募金をこれからは積極的に行っていきたいとの感想もたくさん頂きました。

日本でも戦後、アメリカを初め沢山の国々から支援をいただき貧しい中、学校給食が始まり助けられてきました。今私達にできることをやっていけたらと思います。」

飢餓ニュース5月号:日本国際飢餓対策機構

 

先月末、千葉旅行中息子たち家族と車で移動中のことでした。突然私の携帯が鳴りだしました。家にいる時、電気店の宣伝以外はほとんど携帯に連絡が来ることないので、携帯は居間の隅に置いたままになっており、ほとんど使っていませんでした。

しかし、ちょうど旅行中で携帯を持参していたので、出てみました。すると、その電話は日本国際飢餓対策機構のT氏からの原稿の依頼で、ハンガーゼロ・アンバサダーとして700~800字程度で飢餓問題との関わりについてお願いしますとのことでした。

自信がないまま安請け合いして、「いいですよ。鹿児島に帰ったらすぐ書いて送ります。」と約束しました。しかし、書き始めたら思いのほか順調に進んで、びっくりするぐらい短時間で書き上げることができました。

これを書くことを通して、自分自身の飢餓問題との関わりを再認識することができ、原稿依頼を引き受けて良かったと感謝しております。

 

世の富を持ちながら、兄弟が困っているのを見ても、あわれみの心を閉ざすような者に、どうして神の愛がとどまっているでしょう。子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行いと真実をもって愛そうではありませんか。それによって、私たちは、自分が真理に属するものであることを知り、そして、神の御前に心を安らかにされるのです。Ⅰヨハネ3:17~19

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