影の薄い父の日

公開済み 6月 17, 2018 by 管理人 in アドナイ・エレ

~世の波平さんとマスオさんの父の日~

本日は父の日です。お父さん方の中には、子供たちからのプレゼントを貰って幸せを実感する素敵な父の日を過ごされる方がおられる一方、家族の反応を見ながら「今年も何もないか。」と悲壮感に包まれて過ごされる方もおられるものと思います。

Yahoo!クラウドソーシングによるインターネット調査で、お父さん方への「去年父の日に何かギフトを貰いましたか?」という問いに対して、“はい:38%、いいえ:57%、覚えていない5%”だったそうです。

残念ながら、父の日は母の日と違って子供たちにはそれほど重要視されていなさそうで、この結果はお父さん方の家庭内における存在感の薄さを如実に表しているように思えます。

そこで、子供たちから何も貰えないお父さん方にジワリ拡大しているのが、“セルフ父の日”と言われる、自分で自分へのご褒美を買う行為だそうです。百貨店などではセルフ父の日に対する消費喚起作戦を展開して、品揃えしているということです。

 

そこで、父の日の由来について調べてみました。

「1909年にアメリカ・ワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッドが、男手1つで自分を育ててくれた父を讃えて、教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われている。彼女が幼い頃南北戦争が勃発。父ウィリアムが召集され、彼女を含む子供6人は母親が育てることになるが、母親は過労が元でウィリアムの復員後まもなく亡くなった。以来男手1つで育てられたが、ウィリアムも子供達が皆成人した後、亡くなった。

最初の父の日の祝典は、その翌年の1910年6月19日にスポケーンで行われた。当時すでに母の日が始まっていたため、彼女は父の日もあるべきだと考え、「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会へ嘆願して始まった。

1916年、アメリカ合衆国第28代大統領ウッドロー・ウィルソンは、スポケーンを訪れて父の日の演説を行い、これにより父の日が認知されるようになる。

1966年、アメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンは、父の日を称賛する大統領告示を発し、6月の第3日曜日を父の日に定めた。1972年になり、アメリカでは正式に国の記念日に制定される。」ウィキペディアより

 

お父さん方の家庭内での存在感が薄いのは、子供たちの見えない所(会社等)で頑張っているので、その様な尊敬すべき姿を見る機会が少ないことも一因ではないかと思われます。

漫画のサザエさんを見ても、お父さんが会社で働く様子はほとんどありません。マスオさんの場合は時々出てきますが、たいていアナゴさんと仕事と関係ない話をしている時だけです。それなのに、マスオさんが会社帰りにアナゴさんと一杯飲んで帰ったり、また駅でお父さんとばったり会って飲んで帰ったりと、あんまり尊敬される部分は出てきません。

皆さん、どこのお父さんも会社で一生懸命頑張って働いています。父の日はお父さんの良いところを思い出して、感謝する日にしてください。お願いしま~す。

子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。すなわち、「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする」という約束です。エペソ6:2~3

あなたを生んだ父の言うことを聞け。あなたの年老いた母をさげすんではならない。真理を買え。それを売ってはならない。知恵と訓戒と悟りも。正しい者の父は大いに楽しみ、知恵のある子を生んだ者はその子を喜ぶ。あなたの父と母を喜ばせ、あなたを産んだ母を楽しませよ。箴言23:22~25

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