この大きく・小さな世界

公開済み 10月 1, 2018 by 管理人 in アドナイ・エレ

~どうやって出来た?~

教会の裏庭には夏みかんの木が植えられています。これは、今は亡きHさんが植えてくださったもので、今では四方に枝を伸ばし、ずいぶん大きく立派な木に成長しています。

しかし、毎年夏になると朝顔の弦がその木全体を覆い、全面に青い花を咲かせます。それはまるで、朝顔の木であるかのように見えます。その朝顔も冬には枯れて全く姿がなくなってしまいますが、春になると年ごとにその数を増し、木全体を再び覆い尽くします。

朝顔は毎年夏に花を咲かせ、それが種を結び、そして土に落ちて冬を越します。それが春になり、暖かくなると一斉に芽を出し、弦を伸ばして、そこら中に巻き付くのです。朝顔に限らず、この世は偶然では説明がつかない素晴らしい秩序で満ちています。

先日宇宙について調べてみました。私達の住む巨大な地球は太陽系に属しています。それは太陽を中心に回る8惑星と小天体で構成されています。そして、その太陽系は、天の川銀河という大きな銀河に属しています。

そしてこの天の川銀河の直径は10万光年だと言われます。その距離は想像がつきませんが、ちなみに光速で地球から太陽までが8分20秒ほどだと言われますので、天の川銀河の途轍もない大きさが分かります。そして、そこには太陽のような恒星が2000~4000億個もあると言われています。

さらに、天の川銀河のような銀河が50ほど集まって銀河群という宇宙を構成し、それが数百から数万集まって銀河団と呼ばれるものを作ります。更に更に、それが数百集まって超銀河団となり、それらが繋がって銀河フィラメント(百億光年)と言われているそうです。

宇宙では太陽系宇宙なんて小さな点にもならないほど小さい存在です。ましてや私達の住む地球なんてあるかないか分からないほどの極小の惑星であることが分かります。

しかし一方、私たちをはじめみかんの木も、それを覆う朝顔も、すべての物質は原子からなっています。例えば、水は水素原子2と酸素原子1からなっています。そして、この原子の大きさは、1㎝の1億分の1、1㎝を地球とすると、原子はピンポン玉程です。こんな小さな世界があることに驚きます。しかし、更に原子の中には原子核があり、原子を東京ドームとすると、原子核はピンポン玉ぐらいで、その周りを電子が回っています。

そして、原子核の中に中性子と陽子とがあり、それを構成する素粒子というものがあり、素粒子で群れているのをクオークと言って、その種類が6種類あるという理論を発表したのが小林・増川理論と言われ、ノーベル物理学賞を取られた京都大学の両教授です。

また、素粒子の中で単独で存在しているものはレプトンと呼ばれ、これにニュートリノというのがあって、小柴昌俊、梶田隆昌の東大両教授はこの研究でノーベル物理学賞を受賞されています。日本人は小さい世界の研究にたけているのかと思います。

このような私達の想像を遥かに超えた大きさと小ささ、また素晴らしい秩序ある世界にすべての地球上の生物は生きています。作物を育てるのも、漁業をするのも最善の自然環境の秩序によってできたものを収穫し、また漁をしているのです。

そして、秩序あるものは決して偶然には出来ません、それらは誰かの知恵によって造られ組み立てられます。宇宙の秩序にしても、この世の秩序にしても誰かの知恵によってしか造られません。この世界にはすべての秩序を作り、最善の環境を造り、すべての生物を生かしておられるお方がおられるのです。

初めに、神が天と地を創造した。創世記1:1

あなたがたは知らないのか。聞かないのか。初めから、告げられなかったのか。地の基がどうして置かれたかを悟らなかったのか。主は地をおおう天蓋の上に住まわれる。地の住民はいなごのようだ。主は天を薄絹のように延べ、これを天幕のように広げて住まわれる。イザヤ40:21~22

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