みのむしみ~のむし

公開済み 11月 11, 2018 by 管理人 in アドナイ・エレ

〜小学生の時お世話になった~

私が子供たちの登校見守りを始めて24年になります。月に2日ほど小学校の保護者が交代で見守るために交差点に来て立ってくれます。わたしは自分では始めたころと変わらない若い気持ちで立っていますが、先日来られた保護者のお母さんから「私が小学生の頃ここを通っていました。その節はお世話になりました。」と言われ時の流れを痛感しました。

さて、私が立つ交差点角のすぐ後ろには小さな空き地があり、そこに私の背丈ほどの梅の木が2本立っています。先日その1本に1cmほどの小さなミノムシが数十個もぶら下がっているのを見つけました。

梅の木は葉が落ちて枝だけになっていたので、ただ枯れ葉がぶら下がっているとしか見えなくて、今までミノムシの存在に気付きませんでした。先日枝にぶら下がる一つを見つけたので、近寄ってよく観察してみるとたくさん下がっていてびっくりしました。

日本では30年ほど前からミノムシが急激に減って、都会ではほぼ見られなくなり絶滅危惧種に指定されているというのに、とっても貴重なミノムシたちです。

ミノムシを見ていると、小さいころ何度か聞いたミノムシの歌を思い出し、童心に帰って小さな声で歌ってみました。

みのむし み~のむし 蓑は手のもの 笠がない
笠はなけれど 蓑さへあれば 雨が降っても濡れないだらう

みのむし み~のむし 蓑を乾すなら 朝がよい
露は落ちても 小枝の蓑は 宙にぶらりと落ちないだらう

これは、今年70歳の私が生まれる以前に作られていた歌で、その当時秋になると木々にはたくさんのミノムシが見られて、今よりずっと身近な存在だったのでしょう。ミノムシの名前の由来は、今ではほとんど見かけなくなった蓑に似ているところから来ています。

今の若い人たちは蓑など見たことも、あるいは聞いたこともない人もおられるかもしれませんが、蓑とは昔農家の人々が、雨の日に農作業をするとき棕櫚の皮やわらを編んだもので、雨具として使われたものです。

さて、枯れ枝に風に揺れながらぶら下がる可愛いミノムシは、実は私の嫌いな蛾の一種で、オオミノガの幼虫につけられた名前です。それで、成虫になるとお世辞にも可愛いとは言えない黒っぽい三角の羽根をして夜中に飛び回るようになります。

しかし、成虫になり飛び回れるのはオスだけで、メスは生涯羽も足も触覚も、また目も口もなくウジ虫のような姿で一生蓑の中で過ごし、卵を産んだらポトンと蓑から落ちて死んでしまうそうです。

私に嫌われているオスの蛾も、生涯蓑の中で過ごしやがて落ちて死んでゆくメスも、また卵からかえって体から糸を出しつつ枯れ葉を編んで住処を作るミノムシも全てには神の定められた時があり、また私達にも定められた時があります。月日の経つのは早いので、日々を大切に過ごしたいと思わされました。

天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。 生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。植えるのに時があり、植えた物を引き抜くのに時がある。伝道者3:1~2

神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。伝道者3:11

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