節分行事について

公開済み 2月 10, 2019 by 管理人 in アドナイ・エレ

~胃がもたれて気持ち悪い~

先日いつも子供たちの見守りをしている後ろの空き地の梅の木に小さな花が咲いているのを見つけました。根っこに近い細い枝にピンク色をした可愛い花が数輪咲いていました。しばらくして、お友達と待ち合わせをしていた5年生の女の子もよく観察しないと分からない所にある梅の花を見つけて、「あっ、花が咲いてる。」と言ってきました。

その日の夜から雨が降り始めましたが、天気予報で夜の内に雨は上がり、明くる日は晴れると言っていたので、子供たちの登校時までには止んでくれるだろうと思っていましたが、次の日の登校時にもまだ激しく雨が降り続いていました。

しかし、昨日見た梅の木に目をやると、たった1日でピンクの小さな花を上の枝までたくさんつけていました。一晩でこんなに咲いたのは、雨が降ったからかな、それとも暖かかったからかなと思いながら、先日は節分だったので、もう春が近いということだなと思いました。

この節分というのは各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで年4回あるのですが、中でも立春前の節分は、寒い冬の中で首を長くして春の訪れを待っていたこともあり、特別に見られていたのだと思います。

そこで、今週は立春前の節分行事について考えたいと思います。一つ一つの行事について意味を考えないで、ただ人がやるからやるではなく、正しい理解を持って関わることはとっても大切なことだと思います。

まず、節分で有名なのは豆まきです。昔からそれぞれの家庭で「鬼は外、福は内」との掛け声で豆まきがなされてきましたが、それにはどういう意味があるかというと、まず撒かれる豆については、穀物には生命力と魔除けの呪力があるという言い伝えがあります。また、豆は魔目(まめ)を鬼の目に投げつけて鬼を滅する魔滅(まめ)に通じ、鬼に豆をぶつけることにより邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるということです。

また、撒かれた豆を自分の年齢の数より一つ多く食べると体が丈夫になり、風邪をひかないという習わしがあるそうで、先日テレビである30代の方が年齢に応じて豆を食べたら後で胃がもたれて気持ち悪かったと言っていました。

また、近年節分に恵方巻を食べるようになりました。これは七福神にあやかり7つの具を巻いた大きな巻きずしを切らないで、1本そのままその年の縁起の良い方角(恵方)を向いて黙って食べるそうです。巻きずしを切ったら縁が切れると言い、食べる時話をしたら運が逃げると言われているそうです。

恵方巻を食べる習慣が始まったのは昭和に入ってからで、一説によると大阪のお寿司屋さんが冬は寿司の売れ行きが悪いので、考えてやり始めたのを広島のセブン・イレブンの店長が売上増のために取り入れて全国に広めたそうです。

恵方巻は節分を過ぎると捨てられて、昨年は10億円分が捨てられたということで、農水省から無駄を少なくするように指導があり、今年の廃棄は7~8億円で済んだようです。しかし、パックに入ったまま廃棄される大量の恵方巻がテレビで写されていましたが、それを見て「日本は世界1の無駄捨て大国」と国政モニターに出ていたのを思い出しました。

また、日本は豆など穀類の90%以上が輸入されている状態なので、無駄をしないようにしたいと思います。先日の新聞には、世界の子供の5人に一人が飢餓状態だと書かれていました。世界には飢餓の国の人々や難民の方々が大勢おられることも考え、様々な行事に対してよく考えて接したいと思います。

子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行いと真実をもって愛そうではありませんか。それによって、私たちは、自分が真理に属するものであることを知り、そして、神の御前に心を安らかにされるのです1ヨハネ31819

そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。ヨハネ8:32

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