お世話になりました。Ⅱ
~先生方良いお手本、ご指導を感謝します~ 佐多多視子
先週の続きです。有明バイブルチャーチで行われた「日本宣教68周年記念感謝聖会」の最後にフィリス夫人がこう言いました。「皆さんは家での主人を知らないでしょ。主人は教会でも家でも全く変わりません。一緒です。ですから私はいつでも主人のところに行けました。」
そうでなければ、異国の地で宣教などできなかったでしょう。「俺は男だとか仕事して稼いでいるのは俺だとか、だから男が偉いんだ。」などという態度では、とても一緒にいられなかったでしょう。息子のロバート先生が「両親は教会の良き指導者というだけでなく、私たち夫婦のお手本でもありました。」と言っておられました。
私たちが以前、谷山というところにいる頃、ロバート先生が来て聖会をしてくださいました。主人が、「日本には『奥さんに対して、3食昼寝付き』という言葉がありますが、どう思いますか?」と聞きました。すると、先生は何を質問するのかというような嫌な顔をなさって、「妻は私のために食事を作ってくれて、掃除や洗濯をしてくれます。また妻は私の話を聞いてくれて、子供たちを生み育ててくれています。だから私はこうして仕事ができています。」と指を折りながら言われました。日本人の稚拙な考え方と違って大人だなぁと感心しました。夫婦は敵対関係にあるのではなく、寄り添い支え合うための関係でなければ一方だけが著しく負担を強いられるのは神様の御心ではないと考えます。
また、先生と2人で主人が旅行した時、パーキングで先生が「お土産を買って帰りましょう。」と言われ、主人は子供のおもちゃとか食べ物を物色して待っているのに、先生が15分ほどしても一向に来られないので探しに行くと、先生は奥様のブローチを見ておられて、そこでは気に入ったのがなかったのでしょう。「他の所も見てみましょう」と言われ、そこで買われました。主人が「子供さんには買われないのですか?」と聞くと「子供は大人になると親を離れ、家庭を作り、そこに第1にすべき人がいます。あなたが生涯第1に大切にすべき人は奥さんでしょう。」と教えられたと言っていました。
主人はこの話を講演会でよくします。この話を聞いてある小学校の校長先生は旅行で奥様にブローチを買って帰られたと言われました。素直で謙った先生だなぁと思いました。
まだ、主人が会社員であった時、私たちの結婚式で主人の上司が祝辞で「これからは奥さんはあらゆる犠牲を払ってご主人が会社で働けるように支えて行ってください。」と言われました。あらゆる犠牲を払って仕えるためには大切にしてくれなくてはできません。日本人のこういう考え方の所為で離婚が増え、いじめが増えていくのです。
まず、神が私たちを愛してくださって、それによって愛ということが分かったのです。
結婚してクリスチャンになる前の主人と、今の主人は随分変わりました。ゆで卵さえ作れなかった主人が、先日私の具合が悪い時には40日間朝・昼・夜の3食の食事を作ってくれました。
子供たちが皆一人前になって生活も楽になりましたが、主人は、節約癖が直らない私に合わせていろいろなところで節約してくれています。節電、節水、ごみ減量、割引買い、ポイント買い、温暖化対策、ビニール・アルミホイル持参、食後の食器は古布で拭く、etc・・・。
日本から離婚やいじめをなくすためには家庭の原点である夫婦関係がケイラ―先生ご夫妻のようにならなければいけないように思います。先生方良いお手本、ご指導を感謝します。お世話になりました。
夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。・・・そのように、夫も自分の妻を自分のからだのように愛さなければなりません。自分の妻を愛する者は自分を愛しているのです。エペソ5:25,28
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