「ネット中毒」って?
~社会性が失われる?~
先日「声なき者の友」の輪の神田氏の《「ネット中毒に」に要注意》を読んで、なんとなく危惧していた事が詳細に書かれていて、やっぱりと思いながら改めてネットについて考えてみました。
我が家の子供たちには、「携帯は自分で稼げるようになってから」「パソコンゲームは禁止」としていました。三男は小学生時代に友達と一緒に遊んでいて、途中でみんながゲームを始めたからと一人家に帰って来ることもありました。その時、彼が少し可哀そうでしたが、今思うと正解だったのかなと思います。
先の神田氏の《「ネット中毒に」に要注意》には、次のように書いてありました。
《今、シリコンバレーでは「テックフリー教育」が主流になっています。世界で唯一の時価総額1兆ドル企業『Apple』の創業者スティーブ・ジョブ氏は「私は自分の子供にはi-Padは、使わせない」、マイクロソフト共同創業者兼元会長兼顧問のビル・ゲイツ氏は「うちの子供は14歳まで携帯電話禁止」と語っています。「バーチャル体験」を続けることによって、現実と仮想現実との区別がつかなくなり、うつや不安神経症を発症している多くの症例が報告されているからです。》
これを読んで、「テックフリー教育」について調べて見るとこんな記事がありました。
《2018年、サンフランシスコ州の教育研究者エリック・ペパーらがスマホ使用の影響を調査した結果を学術誌「ニューロ・レギュレーション」に寄稿した。
135人の大学生を対象にしたこの調査によると、スマホを過剰に使いすぎると薬物中毒と同様の症状が出ることがあり、うつ、不安神経症などの原因になりうるという。また、SNS依存によって対面型コミュニケーションの機会が減ると、社会性も失われる可能性があると同記事は指摘する。》
また、《家庭や学校にIT機器があふれている昨今、長時間のスマホ使用やSNSへの没頭が、子供にどんな悪影響を及ぼすか心配する親は多いだろう。そんな世相を反映してか、世界のテクノロジーの中心地シリコンバレーでも、デジタル的要素を一切排除した「テックフリー教育」が主流になっているという。》ともありました。
これらを読んでいると、以前に見たある光景が思い出されました。それは、私たち夫婦が夕方レストランに行った時のことです。私たちの後に4人家族がお食事に入って来られました。「何か特別なことがあったのかな?一家団欒で素敵な時間を過ごせたらいいな。我が家では子供たちが学校に通う時には、貧しくてこんなことはできなかったな。」と思いながら、ぼんやり見ていました。
すると、しばらくして不思議な感覚に襲われました。その家族から全く話し声が聞こえてこないのです。そっと見てみると、高校生ぐらいのお姉ちゃんと、中学生ぐらいの弟はただじっと携帯を見詰めたままモクモクと黙って食事をしています。お父さんとお母さんも特に話してる様子はありません。一家団欒の大切な時間をもったいないなと思いました。
現在社会においてはIT機器を使わずに生活することは非常に困難です。ただその危険性を知って、その便利さに埋没してしまわないようにしっかり自己管理していく必要があることを痛感しました。
この世の習わしに埋没してしまわないように、私たちの創り主を知り、その導きに従って歩むことが大切です。
【主】は、人の思い計ることがいかにむなしいかを、知っておられる。主よ。なんと幸いなことでしょう。あなたに、戒められ、あなたのみおしえを教えられる、その人は。わざわいの日に、あなたがその人に平安を賜るからです。詩篇94:11~13a
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