本読みのボランティア

公開済み 10月 11, 2020 by 管理人 in アドナイ・エレ

~エ~ッ、あなた達もう5年生なの? ~

小学校での本読みのボランティアを10年以上前から続けています。私は、本読み自体は決してうまくはないのですが、他のボランティアの募集にできそうなものがなかったので、これに応募して受け入れていただきました。

子供たちの前で先生のように教壇に立って本を読むのですが、1~2年生の時は、以前は机と椅子を横にどかして、私のすぐ前の床にみんなで直接座って聞いてくれました。しかし、今はコロナ禍で授業のように椅子に座って聞くようになりました。

本を読む時は子供たちに見えるように私の顔の横に本を広げて、横から斜めに見ながら読むので随分苦労します。しかし、きらきらした目をして聞いてくれている子供たちを見ると、こちらが元気をもらえるので、なかなか辞められなくなりベテランになってしまいました。

今年度はコロナの影響でずっと中止になっており、できない日が続きました。コロナがなかなか収束しそうもないので、まだまだ、当分はダメなのかなと思っていましたが、夏休み中にボランティアコーディネーターから「2学期実施の方向で準備します。状況によっては中止になるかもしれませんが、そのつもりでよろしくお願いします。」との連絡をいただきました。

9月からの日程が決まり、久しぶりに本読みができる喜びで待っていましたら、9月の予定日は台風10号の北上と重なり、学校自体が休校になってしまい、中止になってしまいました。

そして、10月に入りついに今年度初めての本読みができることになりました。私は今回5年生のクラスの担当でした。4年生と6年生は印象の深い子が多く、よく知っている子が多いのですが、正直5年生と言ってもあまり子供たちの顔は思い浮かびませんでした。

しかし、教室に行ってみると知っている子がたくさんいて安心しました。以前に1年生の本読みに行った時、私の周りに集まって来て、中には私によじ登ってきた子とかいて、なかなか本を読ませてもらえなかったことがありましたが、その時の子たちがいて「エ~ッ、あなた達もう5年生なの?」と言いながら、子供たちの成長の早さにびっくりしました。

また、校内はマスク着用なので車から出る時マスクをつけて行きましたが、マスク越しだと子供たちに私の声が聞えづらいと思っていたので、教室に入る前にフェースシールドに替えました。フェースシールド本読みは初体験なので、前日にあらかじめフェースシールドを付けて本読みの練習をしてきましたので、当日もうまくできたように思います。

ただ、ちょっとだけ長い本を読んだので、少しだけ時間オーバーしてしまいました。大切な最後の方が時間を気にして急いで読んでしまったので、うまく伝わらなかったのではと少し気がかりです。

本読みが終わって、いつもの報告を記入するコーナーに行くと、場所が隣の少し広い部屋に移動していて、ソーシャルディスタンスを取って、記入用紙があちこちに置かれていて、みな離れて黙々と記入していました。

何時もだったら一つの四角いテーブルを7~8人で囲んで、和気あいあいと話しながら記入しているのに、みな静かに記入していて、終わったらそっと帰っていました。こんなところまでコロナの影響が色濃く出ているのだなと少し寂しく感じました。

ボランティアができたことは感謝でしたが、1日も早く元通りの普段の生活に戻れるように切に願っています。

私は【主】に申し上げよう。「わが避け所、わがとりで、私の信頼するわが神」と。主は狩人のわなから、恐ろしい疫病から、あなたを救い出されるからである。・・・それはあなたが私の避け所である【主】を、いと高き方を、あなたの住まいとしたからである。わざわいは、あなたにふりかからず、えやみも、あなたの天幕に近づかない。詩篇91:2~3,9~10

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