月に感謝

公開済み 2月 28, 2021 by 管理人 in アドナイ・エレ

~月は偶然の産物?~

私が小さい頃は田舎に住んでいたこともあって、ネオンサインはおろか街頭さえもほとんどありませんでした。そのような中、暗い夜道を照らす月明かりは、心細く不安な気持ちを明るく温かくしてくれました。

さて、昨年12月6日に、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」で採取した岩石サンプルをもって戻ってきて、世界に驚きをもって受け取られましたが、今年に入って2月18日にアメリカNASAの火星探査車「パーセヴェランス」が火星に着陸しました。そして、その外にもアラブ首長国連邦(UAE)の宇宙探査機「HOPE」も、中国の「天問1号」も同じく火星に着陸することになっています。

近年宇宙への関心が強くなってきて、1昨年、パリを拠点とするスタートアップ「INTERSTELLAR LAB」はカリフォルニア州のモハーヴェ砂漠に、人類が火星や月へ入植するための調査、研究をおこなうための施設の建設計画を発表しました。

さあ、いよいよ宇宙旅行や宇宙生活のスタートだと期待を膨らませている人も多いことだと思いますが、残念ながら月にしても火星にしても、地球との環境は全く違い、そう簡単に旅行したり移住したりはできそうもありません。

地球の大気は窒素78%、酸素21%その他1%なのに対して、火星は2酸化炭素がほぼ95%、月はほぼ真空です。まず普通に人が住んでいける環境ではありません。

一方、地球が人やすべての生物の生活環境に適しているのは、月の存在が大きいと言われています。もし地球に月の存在がなかったら、たぶん人類をはじめ、多くの生物は生息することはできなかったことでしょう。

良く知られているのは、月によって潮の満ち干が行われていることだと思います。潮の満ち干によって多くの生物環境が整えられているだけでなく、海水の浄化の役割も果たしていると言われています。

また、地球は月の引力によって自転速度がずいぶん遅くなり、1日が24時間になっていますが、もし、月の引力がなかったら1日が6~8時間になると言われています。そうなると、地表には約300キロの暴風雨が吹き荒れて、人や生物が生存する環境ではなくなります。

また、地球は23、4度の傾きがあり、それによって四季がおりなす素敵な花々や住み良い環境ができますが、それらは月の引力によって地軸が固定されているからです。もし、月がないと地軸がぶれて、気候の急変が起こり、生物の生息に多大な影響を与える事になります。

つまり、もし地球の衛星としての月がなくなると、多くの生命が絶滅するという事です。ある解説には次のように書かれていました。

「我々はこうした奇跡の星《地球》に生まれた。そこには、偶然としか言いようのない幸運が満ちあふれている。海にそして、月に感謝し、我々の子孫のため、この星を大事にしよう。」

しかし、そのような偶然がたまたま重なり地球ができたと考えることにはかなり無理があるように思います。聖書にはこれらすべてが神様によって計算されて、人間をはじめ多くの生物が住めるように整えられていると教えています。

初めに、神が天と地を創造した。・・・神は仰せられた。「光る物が天の大空にあって、昼と夜とを区別せよ。しるしのため、季節のため、日のため、年のためにあれ。また天の大空で光る物となり、地上を照らせ。」そのようになった。神は二つの大きな光る物を造られた。大きいほうの光る物には昼をつかさどらせ、小さいほうの光る物には夜をつかさどらせた。また星を造られた。神はそれらを天の大空に置き、地上を照らさせ、また昼と夜とをつかさどり、光とやみとを区別するようにされた。神はそれを見て良しとされた。夕があり、朝があった。第四日。創世記1:1,14~18

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