クリスマスの真の意味を知って
~ 日本の神様、アメリカの神様、ドイツの神様 ??~
私は学生時代、ミッションスクールの50人の男子寮で過ごしました。寮生活の中での最大のイベントはクリスマスでした。クリスマスには学長を招待してコーンスープや鶏の手羽焼など特別の料理が寮生にも提供されました。
そして、クリスマスに寮生が最も楽しみにしているのが、大学の女子寮を訪れ、クリスマスソングを歌い、共にクリスマスを祝うことでした。女子寮に着くと、玄関で
「Merry Christmas Merry Christmas Merry Christmas to you
Merry Christmas Merry Christmas Merry Christmas to all」と大声で賛美し、そのあと一斉に声を合わせて「Merry Christmas」と叫びました。
それから、お互いに「Merry Christmas」と言い合ってから、普段は男子禁制の女子寮の中に入れていただいて、共に出し物をしたりして楽しい交わりの時を持ちました。
そのように寮生が楽しみにしていたクリスマスでしたが寮生は皆、真のクリスマスの意味など全く知らないで、ただ楽しいイベントとして、寮内でプレゼント交換をして楽しんでいたような気がします。今思えば、まずその恵みの意味を学んでから行うべきだったと思います。
さて、2015年に喜入の公民館ホールで東京交響楽団の首席ホルン奏者として活躍した、宮田四郎氏をお迎えしてクリスマスコンサートを行いました。楽しい素敵なコンサートでしたが、彼はホルンの演奏の合間に、このようなお話をされました。
「私はキリスト教が大嫌いでした。我々は、日本人なのに、なぜ外国の宗教・外国の神を信じる人がいるのかと不満でした。それで私は結婚式を仏教で挙げました。」
そして、彼は続けて次のような話をされました。やがて、彼は演奏家としてドイツに留学しました。演奏家として外国人と交わる中で、音楽に国境はないことに気付かされました。日本人でも、外国人でも音楽の良さは通じるのです。
そこで、彼は考えます。果たして日本の神様、アメリカの神様、ドイツの神様っているのだろうか。そこで、外国人の心を知るために、外国文化について学び始めました。そして、神様は唯一、世界の神様がおられるのみだという事を知ったとお話されました。
私も同じような体験をしたので、彼の話に共感できました。私たちが生まれて絶対知らないといけないことは、真の神がおられるということだと思います。
主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟りである。箴言9:10
主を恐れることは知識の初めである。愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。箴言1:7
そして、私たちが死んだら、みな主なる神の前に立って、私たちの犯した罪について裁かれると聖書は教えています。人殺しや強盗をした人でも皆天国に行けるわけではないのです。
しかし、残念ながら神の前に罪のない全く聖い人は誰一人いないのです。神の前では、人を憎んだことや裁いたこと、羨んだことや嘘をついたことなど全て罪なのです。ですから、私たちはこのままでは皆天国には行けません。だから、全ての人に救いが必要なのです。
そこで、全ての人の救いのために、神のみ子が人として生まれてきてくださったのです。それがクリスマスの出来事です。イエス様は人となって生きられましたが、私たちと違って全く罪を犯しませんでした。したがって、イエス様だけが天国へ行ける資格のあるお方なのです。
そのイエスさまが、私たちの身代わりとなって罪の罰を受けて十字架で死んでくださり、私たちに救いの恵みを提供して下さったのです。すなわち、十字架で私たちの罪を清算する為に、イエス様は人となって生まれてきてくださいました。それがクリスマスの出来事です。
御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」ルカ2:10~11
No Response to “クリスマスの真の意味を知って”