バレンタインデーって何?

公開済み 2月 13, 2022 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ バレンタインチョコの種類~

今年もバレンタインデーがやってきました。日本では女性から意中の男性や恋人などにチョコレートを贈る日になっています。デパートやスーパーにはバレンタインデーのコーナーができ、奇麗に包装され、リボンがまかれた山積みのプレゼント用チョコレートが並んでいます。

先日初めてバレンタインチョコの種類にいろいろあるという事を知りました。まず、「本命チョコ」は女性が意中の男性に愛情の告白として贈るチョコレートのことで、これが本来の意義であったようです。

しかし、そのほかにも「義理チョコ」があり、それは親しい友人へのプレゼントとして贈られるもので、さらに「友チョコ」は友達同士で送り合うチョコレートのことだそうで、今はこのようなチョコが増えてきているそうです。他に男性から女性に来る「逆チョコ」、自分のために買う「マイチョコ」、家族に送る「ファミチョコ」、会社の男性に贈る社交チョコ「シャコチョコ」などがあるそうです。む、む、むつかしくて、面倒くさそう。

私の若い頃はこのような習慣はなかったので、チョコを貰えなくて落ち込まなくて良かったと思っています。ただ、会社に入ってから同じ職場の女子社員たちが共同でチョコを買い、売り場の男性方に配っていたいわゆる「シャコチョコ」だったら頂いたことがあります。

さて、2月14日のバレンタインデーの起源は、ローマ帝国時代までさかのぼります。当時のローマ皇帝クラウディウス2世は、「若者が戦争へ行きたがらないのは、故郷に残る家族や恋人と離れたくないからだ」として、結婚を禁じていました。そのような状況の中、結婚もできないまま戦地へ送られる若者をかわいそうに思ったキリスト教司祭のウァレンティヌス(ブァレンティン)は、若い兵士の結婚式を内緒でとり行っていたのです。

そのことを知った皇帝はウァレンティヌスを問いただし、二度と法に背かないよう命じます。しかし、ウァレンティヌスはそれに従わなかったため、269年2月14日処刑されてしまいました。その後、ウァレンティヌスは「聖バレンタイン」という聖人として、広く知られるようになったのです。

「ウァレンティヌスが処刑されて以降、毎年2月14日はローマの国民がお祈りをする日となりました。さらにその後、14世紀頃からは「バレンタインデー」として、恋愛に結びつけられるイベントがスタートしたといわれています。

そして、現在もバレンタインデーは、恋人たちが愛を誓い合う日として、世界各地でさまざまな形で祝われているのです。

また、『女性が男性に対して、親愛の情を込めてチョコレートを贈与する』という「日本型バレンタインデー」の様式が成立したのは1970年代後半であった。なお、バレンタインデーにチョコレートを渡すのがいいのでは?と最初に考案して実践したのは、大田区の製菓会社である。」(ウィキペディアより)

一説によると、森永製菓が「バレンタインデーには愛する人にチョコレートを贈りましょう」と提唱し、大手デパートがバレンタインデーのフェアを開催したのがバレンタインデー普及の契機になったとされています。

つまり、バレンタインデーにチョコレートを贈るという習慣は日本独特のもので、どうやらチョコレートメーカーやデパートやスーパー等の売上増進のために企画されたもののようです。

バレンタインデーに好きな人にチョコ贈って愛を告白すること自体は、悪いことではないでしょうが、私たちの周りには他にも沢山の伝統や風習といわれるものがあります。ただ何気なくすべてを受け入れるのではなく、その由来を知り正しく対応していくことが大切かなと思わされます。

そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。ヨハネ8:32

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