ユニークな動物たち
~ この世界はユニークで楽しい動物たちでいっぱい ~
先日、テレビの「サイエンス0」でイモリの持つ再生能力について話していました。イモリは、トカゲのように尻尾を再生できるだけでなく、足や顎、それに目までも再生できるそうです。また、最近の研究では心臓も再生ができたという報告があるそうです。まさに再生の王者です。
そこで、面白い質問がされていました。「イモリが傷ついても再生できるのだったら、世の中イモリだらけになってもおかしくないのに、どうしてそうならないのですか?」それに対しては、「天敵にやられてしまうからです。」なるほど。
イモリの再生能力の研究をしておられる方々は、やがては人間の再生医療に貢献できることを目指しておられるとのことです。人間の各部位の再生が実現して、事故や病気などで、手や足の不自由な方が再生医療によって健常体になれるようになったら素晴らしいと思います。
さて、両生類の多くが幼生時には高い再生能力を持つそうですが、成長し変態して体の仕組みや姿形が変わると、その能力を失ってしまうということです。また、人間も出産前に赤ちゃんが母体の中にいる時は再生能力を持っているそうですが、出生によってその能力を失うということです。
それでは、イモリやほかの両生類は幼生期に、どうしてそのような能力を持てているのでしょうか。それは、彼らが進化によってその能力を獲得したからだと話されていました。
ただ、私は研究者の素晴らしい研究には感謝し、感動していますが、あんなに小さい動物が進化によってそんな特別な、偉大な能力を持てるものだろうかと不思議に思いました。
例えば、昆虫類には擬態というのがあって、緑の葉や枯れ葉、木の枝や花にまで全く見分けがつかないほどに、擬態しているのを見ると、その能力には驚かされます。それらは彼らが天敵から身を守るために不可欠な性質ではあると思いますが、それらの特殊な能力にしても、昆虫たちが独自の進化によって獲得できたとは考えにくいような気がします。これらの昆虫たちが進化する前に、天敵にやられて滅びてしまうことはなかったのかなとも思いました。
また、ライチョウが雪の上にいる時は真っ白い体をしているのに、岩場にいる時は周りの岩場と同じような姿になるのも、不思議で興味深いものがあります。彼らはどのようにしてそのような能力を獲得したのでしょうか。
もっとも進化し、進化の頂点に立っていると言われる人間は、何故そのような能力を獲得できなかったのでしょうか。人間の場合、戦争時には迷彩服を着て、迷彩帽を被って、頭の上を木や草を被って、環境に溶け込む努力をして戦闘に向かいます。
聖書では、これらの生物はすべて神様が造られたもので、最初から神様はそのように創造されたと言っています。それらを皆神様の創造物としてみると、神様の非常にユーモアにも富んでおられる様子が窺えます。
神様は首の長い動物としてキリンを造り、鼻の長い動物として象を造り、手の長いテナガザルを造り、耳の長いウサギを造り、顔の長い馬を造られました。また、カメレオンは先に出た体色変化が得意なだけでなく舌の長い生物です。
また、熱帯地域の動物は暑さに強いように、寒冷地域の動物は寒さに耐えられるような造りになっています。この世界はユニークで楽しい動物たちでいっぱいです。
神は仰せられた。「地が、種類にしたがって、生き物を生ぜよ。家畜や、はうもの、野の獣を、種類にしたがって。」そのようになった。神は、種類にしたがって野の獣を、種類にしたがって家畜を、種類にしたがって地のすべてのはうものを造られた。神はそれを見て良しとされた。創世記1:24~25
【主】よ。あなたのみわざはなんと多いことでしょう。あなたは、それらをみな、知恵をもって造っておられます。地はあなたの造られたもので満ちています。詩篇104:24
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