無園児、気にしないで!

公開済み 9月 4, 2022 by 管理人 in アドナイ・エレ

~子育てのベースは家庭教育~

先日の新聞に無園児について書いてありました。無園児とは、3歳以上で小学生になるまで、幼稚園、保育園に行っていない子供のことで、その場合には以下のような問題が起こる可能性があるということでした。

1、  協調性がなくなる可能性がある。

この時期に協調性がはぐくまれるので、この時期に人と触れ合ったり、集団行動を学ぶことが大切で、小学校に行っても友達とうまく遊べなかったら、意思疎通が取れなかったり、人が嫌がることが分からないで嫌われたりすることがある。

2、  小学生に上がった時に仲間の輪に入れない。

小学生に上がった時に、幼稚園・保育園で出来上がっている友達の輪が小学校まで続いているのでその輪に入り辛くなる。

3、  対人関係などにおけるマナーが学べない。

保育園や幼稚園に通うことによって、挨拶などのマナーを多く学べますが、無園児は外に出た時に具体的な訓練ができていないので、世間からみると常識がない子どもに見えてしまう可能性もあり、マナーを教え込むのに時間がかかってしまう。

これらはあくまでも、可能性であって必ずこうだとは言えないと思います。私が育った当時、私の田舎には幼稚園も保育園もありませんでした。そこで、当然私に限らず、私の周りにいた子供たちも皆無園児と言われるものだったと思います。

確かに私が小学生時代、通知表に「協調性がない」「落ち着きがない」と書かれていたような記憶がありますが、これは無園児とはあまり関係なく私の性格だったように思います。どちらかと言えば、私は友達が多い方だったし、挨拶などもそれなりにちゃんとできていたように思います。特に我が家にお客さんが来られた時には、すぐに飛び出して行って挨拶をしていたので、他の兄弟たちもいやいや挨拶をせざる得なくなって嫌がられるほどでした。

もちろん、今と当時では環境が随分違いますが、今でも幼稚園・保育園に空きがなく入れない待機児童と言われる子供たちがおられますが、そのことにあまり心配し、動揺する必要はないように思います。

我が家の長男と次男は少し離れた教会の幼稚園に通っていました。長男の時はバスで、次男の時はさらに離れたところに引っ越したので電車に乗って、それぞれ一人で通園していました。

また、三男の時はさらに離れたところに教会を建設したので、そこに彼の小学入学の約3カ月前に引っ越しました。そして、近くの保育園には空きがなく、幼稚園に入れるとしたら、たった3カ月間のために幼稚園の制服等を揃えなければならないので、経済的負担等を考えて、そのまま家で過ごさせることにしました。

したがって、3人とも小学校入学時は知っているお友達は誰もいなかったと思いますが、それなりに普通の小学校生活を続けられ、順調に成長して今は立派な社会人になっています。

また、私の知っているアメリカからの宣教師のご家庭では、無園児どころか小学校・中学校にも行かれないで、お家でご両親が勉強やマナー等を教えておられて、今では素晴らしい尊敬すべき牧師先生方になっておられます。

私からのアドバイスとしては、幼児期の子育てベースは家庭教育で、家庭での躾のあり方がしっかりした方針の下になされていたら、何にも心配されることはないと思います。

心を尽くして【主】に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。箴言3:5~6

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