いろいろな模様の動物たち

公開済み 3月 5, 2023 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ トラやシマウマはどうしてあんな模様なの? ~

先日の新聞の子供欄に、「生き物通信」というコーナーがありました。それによると「トラやシマウマはどうしてあんな模様なの?」という質問が子供たちから寄せられている旨、書かれてありました。

それを見て、子供は偉いな~と思いました。私たち大人たちはトラの模様は茶と黒の縦じま模様、シマウマは白と黒の縦じま模様。それは当たり前で、どうしてそのような模様なのかなんて敢えて考えても見ません。

大阪のおばちゃんたちはヒョウ柄の服が好きだとか、トラ柄の服はいかにも強そうに見えるとか思います。そして、これらの柄はコートなどとして冬場によく見かけます。一方、シマウマの白黒模様の服は、どちらかというと夏場にTシャツや薄い服などでよく見かけるように思います。大人はそれらをファッションとして楽しむだけで、子供たちにみたいに深くは考えません。

さて、本題に戻り新聞の「生き物通信」では、これらの動物の模様は研究によると保護色としての効果があると言われていて、トラが獲物を待ち構えて襲うときに、草やぶに紛れるのにトラ柄が役にたっているということです。

また、草原で暮らすシマウマの群れはしま模様が重なって見えるために、敵の肉食獣が狙いをつけ難いとされているそうです。そして、最近シマウマには昆虫が止まり難いということが分かったそうで、虫に血を吸われることが少ないと病気に罹り難いという事です。

さらに、シマウマの白い模様は日光を反射し、黒い部分は吸収するので、温度差ができ体表に気流が起こり体温を下げるのに役立っているということです。

さて、体温調節で思い出すのは、北極圏に住む白熊たちです。彼らは寒い雪の上で平気で昼寝していて、見ているこちらが寒くなります。しかし、彼らの毛はストローみたいに中が空洞になっていて、寒い地方の寒さ対策で2重窓にしているのと同じ原理で、中の空気が暖かくしてくれているということです。

ちなみに、白熊の体は実は黒色で光を吸収するので温かさを保てるそうです。そして、その毛は透明なので、まったく白くはないのですが、私たちの目の錯覚でそう見えるのだそうです。

また、私が最も不思議に思っていたことが、私が育った漁村ではトビウオが大量にとれていました。そして、それが船の横の海面を数十mも飛ぶのを何度も見てきました。幼心にトビウオは魚なのにどうして空を飛べるのととても不思議でした。

彼らは大型魚に食べられないように、危険を察知すると海面から飛び立ちます。大型魚も水中にいない魚を食べることはできません。ただ、空中を飛んだら今度は鳥に狙われます。それで、海面と同じ色をして、鳥に見つからないようにしているのだそうです。

この様に動物たちはそれぞれ環境に適応して素晴らしい体や模様、能力を有していますが、どうしてそのような特徴を体得できたのでしょうか。果たして、彼らの努力や頑張りでそのようなものを獲得できたのでしょうか。

それについて、聖書は天地万物の創造者なる神様がそのように造られたからだと言っています。彼らよりはるかに優れた人間が、自分の体を白くも黒くもできないのに、動物がそれをやるのは不可能だと思います。

神は仰せられた。「地が、種類にしたがって、生き物を生ぜよ。家畜や、はうもの、野の獣を、種類にしたがって。」そのようになった。神は、種類にしたがって野の獣を、種類にしたがって家畜を、種類にしたがって地のすべてのはうものを造られた。神はそれを見て良しとされた。創世記1:24~25

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