登校する子供たちとの交流

公開済み 6月 4, 2023 by 管理人 in アドナイ・エレ

~今年もくっつき虫だあ~

先日、小学校の本読みのボランティアに行ってきました。今回は1年生のクラス。教室の前の廊下に着くと、1年生のH君が私を見つけて「アッ、教会のおじちゃん」と言って近寄ってきました。そして、私の腕に巻かれているボランティアの腕章を見て、「僕、この字読めるよ。」と言って「ボ・ラ・ン・ティ・ア」とゆっくり読み上げました。私が「すごいね~、1年生でカタカナが読めるんだ。」と言うと、「僕、漢字も少し読めるよ。」と言って、色々話しかけていました。すると、私たちが親しそうに話しているのを見た他の子供たちが、「ねえ、ねえ、この人、君のお父さん?」と言った後、私をじっと見て「君のおじいさん?」と問い返していました。

私は毎朝、子供たちの登校時に小学校の児童通学保護員として教会前の交差点で交通安全の見守りをしているので、大体どこのクラスでも3分の1から、半分近くは顔見知りの子たちがいます。

以前、1年生の本読みの時、紙芝居を持ち上げて窓側の一番前に座っている子に「○○くん、この絵が見える?」と聞き、次に廊下側の一番前にいる子に「○○ちゃんも見えてる?」と聞きました。すると、他の子供たちが「ねえ、ねえ、どうして名前知ってるの。僕の名前もわかる?」と代わるがわるに聞いてきました。私が初見でもみんなの顔と名前が分かってると思ったようです。

さて、私は約30年前、この交差点の角に教会が建ってから、学校のある日は毎日街頭に立ち続けています。先ほどのH君の小学5年生のお兄ちゃんの時も、中学3年生のお姉ちゃんがまだ小学1年生だった時からもず~っと見守りをしていて皆をよく知っています。

先日は、久しぶりに近所のMさんが横断歩道をこちら側に渡ってきたので、「どこに行くの?」と聞くと「小学校で、教育実習です。」と教えてくれました。そして私が本読みボランティアで、学校の廊下を歩いていると、3年生の教室の後ろに立ってメモを取りながら熱心に授業に耳を傾けている彼女の姿がありました。

あの小さくて可愛いかった彼女がもう大学生で、間もなく社会人になるのだな。月日の経つのは何と早いものかと思います。私の周りの人々は、皆すごい勢いで成長していくのに、私だけは旧態依然として、十年一日の如くに成長のない日々を過ごしています。

さて、今年も1年生の女の子たちが途中の道端に咲いていた朝顔の花を摘んで持って登校してきます。毎年今の時期になると、新1年生たちが朝顔の花を摘んでくるのです。彼女たちは少し学校にも慣れてきて、綺麗な花を見てつい摘んでくるのだと思いますが、あたかも毎年、申し合わせたかの如くに新1年生が同じことをするのが面白いと思います。

また、今年も2年生の子たちがオナモミ、通称くっつき虫の実を摘んできて、横断歩道を渡ってきます。私の方をチラチラ見ながら後ろ手に何か隠して歩いてきます。そして、私とハイタッチする時にそれを私の手袋にくっつけて喜んでいます。誰が教えるわけでもないのに、1、2年生に継承されています。

そのようにして、私の手袋に沢山ついたオナモミの種は、棘のように刺さってそう簡単には取れません。しかし、6年生の男の子たちが友達を待つ間に、それを一つ一つ丁寧に取り除いて、綺麗にして渡してくれます。本当に助かります。

子供たちはすぐ大きくなっていきます。勉強も大切ですが、この世を生きて行く上で絶対に知らないといけないこと、すなわち支配者で裁き主なる神の存在を知って、悔いのない人生を歩んでいただきたいと思います。

あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。伝道者12:1


No Response to “登校する子供たちとの交流”

Leave a Comment