貴重な人生を大切に!
~ 悔いのない人生を送るために ~
昨年末、炊飯器の調子が悪くなったので、慌てて新しいのを買いに行きました。しかし、古いものも復活して何とか使えるようになっていたので、しばらくはそれを使っていましたが、ついに先日新しく買ったものに取替えました。電化製品は新しくなるたびに新たな機能がついてきて便利になってくるのですが、慣れるまでは大変です。
炊飯器を見ていて、私の中学3年生の時のK先生を思い出しました。その当時はようやく炊飯器が世に出始めたころで、田舎ではまだまだ現物を見ることはなく、家々では皆かまどを使って羽釜でご飯を炊いていました。
ある時、K先生が「近頃はご飯を炊くのに電気ハガマという便利なものができたそうです。」と言われました。炊飯器は、当初は電気ガマと呼ばれていました。それを先生が電気ハガマと言われたので、今でも懐かしく思い出します。
さて、その先生がある時、私たちに「君たちは若くて良いなあ~。頑張れば今から何でもできる。私も、もう一度君たちの年齢に戻れたら、一生懸命勉強するのになあ~。」と言われました。
私はそれを聞いて、先生は学校の先生になれたんだから、それで十分じゃないのかなあ~。これ以上勉強して何になりたいんだろうかと思いました。
しかし今、私も中学生たちを見ると、もっと中・高時代に勉強やその他の日々の生活に一生懸命になっていたら良かったなあ~と思います。どんなことでも一生懸命に努力したことは無駄にならないと思うようになったからです。
若い人たちは悔いのない人生を送るためにも、中学や高校で人生の礎を築いている時だと思って、勉強だけでなく、すべてにおいて見聞を広めることに大切な時間を使っていただきたいと切に思います。
現在、日本人の平均年齢は急速に伸びてきて、男性の平均寿命は 81.47 歳、女性の平均寿命は87.57歳で人生80年時代と言われています。私自身も今年中に後期高齢者に突入します。年取ったなあ~とつくづく感じます。
ところで、江戸時代の平均寿命は、はっきりした資料はありませんが、30代から40歳ぐらいで、明治時代・大正時代の男性の平均寿命は43才前後と言われています。そして、1950年(昭和25年)ごろに60歳になっています。
皆さんは1941年に発表された童謡で「船頭さん」という歌をご存じでしょうか。私が小さいころはよく歌っていた歌です。歌詞の内容は次の様なものです。
「村の渡しの 船頭さんは 今年六十の お爺さん 年はとっても お船をこぐ時は 元気いっぱい 櫓(ろ)がしなる ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ」
ちなみに私は1948年生まれですから、そんなに大昔の歌ではありません。それなのに、60歳でお爺さんと言われ、その歳でも元気いっぱい渡し船の櫓を漕いでいると歌われています。それに比べると、今は60歳なんてまだまだ元気な働き盛りです。
日本人の平均寿命は急速に伸びてきました。本当にありがたいことですが、ただ寿命が短い時代の方が、1日1日を大切に生きていたように思います。
私は創造主なる神様の存在を知り、私たちが勝手に生きているのではなく生かされていることを知って、悔いのない人生を送るために、日々の生活を大切にすることを教えられました。
あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。伝道者12:1
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