高齢者を尊敬し、感謝する日
~私たち夫婦ともに立派な高齢者~
いよいよ、敬老の日を迎えます。教会では高齢者感謝礼拝をおこない、その後高齢者の方々のこれまでのご苦労に感謝して、ささやかなお食事会を行います。
実はコロナ禍で、教会でもここ数年の間、様々な集まりを断念してまいりましたが、今年はコロナの流行拡大も収束に向かいつつあり、敬老感謝の食事会をはじめ様々な交わりができるようになってきたことを感謝しております。
さてここで、敬老の日の成立過程について調べたことを述べさせて頂くと、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として、昭和23年7月20日(私が生まれる数か月前)に国民の祝日に関する法律第2条に定められています。
敬老の日は、1947年(昭和22年)9月15日に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)で村主催の「敬老会」を開催したのがその始まりとされています。これは、当時の野間谷村の村長で門脇政男氏が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」との趣旨で開いたもので、農閑期に当たり気候も良い9月15日と決められました。(現在は、9月の第3月曜日にかわっています)
当時は第2次世界大戦の終戦後間もない時期で、子供たちを戦場に送った親御さんたちも多く、精神的に苦悩しておられる時だったので、そういう方々を励まし、またその方々の恩に報いるべく行われた敬老会で、その時の敬老対象者は55歳以上だったということです。
現在、敬老対象者が55歳というとびっくりしますが、人生50年時代で60歳還暦まで生きられると、一生分生きたことになる時代では55歳は高齢者だったのだと思います。
私が社会人として出発し、会社勤めしている時は、定年は57歳で、まだまだ若く、働き盛りで、まだ高校生・大学生の子供さんを抱えておられる方も多く、その年で定年退職されるのは大変だろうなと思ってみていました。
そういう状況下でもなんとか、第2の職を探して苦労して子供さんを育てて来られたのが、今の高齢者と言われる方々です。ご苦労を感謝します。
実は、私も妻もいつの間にか高齢者の仲間入りをして、私はもう数カ月で後期高齢者の仲間入りしようとしております。孫は6人いるのですが、全員関東地方に住んでいて、頻繁には会うことはできませんが、「おじいちゃん、おばあちゃん。いつまでもお元気で」などと書かれたお手紙をもらって、元気づけられています。
今当たり前に利用しているあらゆる電化製品も、今の高齢者年代の方々が必死に働いて、日本の生活環境を良くして来てくれたからです。日本の高度成長に寄与し、先進国の一員にしてくれた高齢者の皆さん誠にありがとうございます。
あなたは白髪の老人の前では起立し、老人を敬い、またあなたの神を恐れなければならない。わたしは【主】である。レビ19:32
しらがは光栄の冠、それは正義の道に見いだされる。箴言16:31
若い男の光栄は彼らの力。年寄りの飾りはそのしらが。箴言20:29
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