助け合い募金

公開済み 2月 4, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ やっぱり、さすが教会だねぇ。 ~

先日朝の見守りをしている時、6年生の男の子が「僕の学級で今度、能登半島地震の募金を集めることになって、僕がその担当になったんだよ。」と教えてくれました。

それで、私が「そうか、いいことだね。おじちゃんの教会でも募金を集めて送ったよ。」というと、「やっぱり、さすが教会だねぇ。」と言われたので、教会に良いイメージを持ってくれていて感謝だなぁ~と思いました。

実は毎年10月16日は世界食料デーとなっています。世界には飢餓や難民となって食料がなくて多くの人が亡くなっておられる現実があります。一方で、豊かな国では飽食をして、食べ物を捨てている人々もいます。そこで、国連が飢餓でなくなる人々がいなくなるように、みんなで助け合っていきましょうと制定した日が世界食料デーです。

そこで、鹿児島でも国連の意図を汲んで、20数年前に世界食料デー鹿児島大会が立ち上げられました。それで、私もその実行委員に加わらせていただいています。

そういうこともあり、教会では昨年も10月から11月末まで、世界の飢餓で苦しんでおられる方々のためにと募金を募り、教会員の皆さんに精一杯のご協力をいただきました。

すると、1月には能登半島地震が起こり、たくさんの方々が犠牲になられました。また沢山の家々が地震によって倒壊し、それによって起こった火事で焼失し、さらに地震による津波で流失してしまうという大災害が起き、たくさんの被災者が出ました。

住まいを失った方々は、不便な避難所生活や車上生活を強いられています。教会としても何とか助けになりたいと思いましたが、何せ11月まで飢餓募金をお願いしていて、12月1か月過ぎたばかりで、また募金要請では皆さん大変だとは思いましたが、同国人の苦しみを少しでも軽減できたらと募金箱を設置させていただきました。

すると、皆さん能登半島の被災者の方々の痛みを共有してくださって、快くたくさんの募金をしてくださいました。本当にありがたく思い、教会の皆さんのやさしさに心から感謝しております。

私たちはいつ逆の立場に立つか分かりません。特に災害が多い日本に住んでいると、突然家を失い、働き場を失い、今まで造り上げてきたすべてを失ってしまって、路頭に迷うことがないとは限りません。その時に、募金してくださる方々の愛がどんなに心強いことでしょう。「災害に負けないで、がんばって!復興のために私たちも応援します。」との気持ちが伝わってくることでしょう。

今回、小学校で能登半島地震の被災者のことを覚えて、募金を始めると聞いたとき嬉しくなりました。子供たちの貴重なお小遣いの中から、募金してくれることで、寒い中、水や電気のないところで頑張っておられる方々にどれほど勇気と力を与えてくれることでしょうか。そして、捧げた子供たちの愛が育まれることにもなると思います。

私はこのことによって、他の人々には楽をさせ、あなたがたには苦労をさせようとしているのではなく、平等を図っているのです。今あなたがたの余裕が彼らの欠乏を補うなら、彼らの余裕もまた、あなたがたの欠乏を補うことになるのです。こうして、平等になるのです。Ⅱコリント8:13~14

私はこう考えます。少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます。神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。「この人は散らして、貧しい人々に与えた。その義は永遠にとどまる。」と書いてあるとおりです。Ⅱコリント9:6~9

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