バレンタインデーって何?

公開済み 2月 11, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ひとつひとつの行事に正しく向かい合いましょう~

バレンタインデー(2/14)が近づいてきました。先日、南日本新聞にサンシャイン池崎さんが「チョコ男の苦渋を知る」との題で面白い投稿をされていました。一部転載させていただくと「バレンタインデー。誰が何のために作った日なのかは知らないが、作った人は罪深い。幾千もの小学生男子がこの日にビターチョコレートより苦い、苦汁をなめさせられるのだろう。」から書き始められて、「バレンタイン前日のチョコ男は、女子がチョコレートを入れやすいように、自分の机の中をしっかり空っぽにし、下駄箱の掃除などの行動をとる。当日。チョコ男はあえていつもより遅めに登校する。女子がチョコレートを入れる時間を作るためだ。・・・下駄箱に何もないのを確認して、教室に着くと、ランドセルから出した教科書を机に入れる時、教科書がチョコに当たらないか教科書をチョコ探知機にして、机の中を探す。反応のない時は、何か物を落として拾うふりをして肉眼でチョコレートを探す」。しかし、多くの男の子たちはチョコが入っていないことを知って、現実に返るというお話でした。

私の小さい頃はバレンタインデー自体が一般的でなかったので、そのような苦い体験をしないで済みました。私にとってのバレンタインデーは、社会人になってから、会社で売り場の女性社員たちから男性社員に配られた義理チョコの思い出だけです。

さて、このバレンタインデーの起源は、紀元3世紀ローマ皇帝クラウディウス2世が、「若者が戦争へ行きたがらないのは、故郷に残る家族や恋人と離れたくないからだ」として、結婚を禁じていました。そのような中、結婚もできないまま戦地へ送られる若者をかわいそうに思ったキリスト教司祭のウァレンティヌス(バレンタイン)は、若い兵士の結婚式を内緒で執り行っていたのです。

 そのことを知った皇帝はウァレンティヌス(バレンタイン)を西暦269年2月14日に処刑してしまいました。その後、この日が祭日となり、恋人たちの日となったと言われています。

そして、日本にバレンタインデーの文化が登場したのは、20世紀のこととされています。当時はメーカーがバレンタイン文化を取り入れて販売促進に活用しようとするためでした。

そして、当初の贈り物は化粧品や衣料品が定番で、女性から男性に贈るだけでなく、家族や友人間でのプレゼント交換が勧められていたということです。

日本でチョコレートを女性から男性に贈る文化が定着した理由には諸説ありますが、チョコレート会社の販促のために広告を出したのが始まりとされています。そのように、チョコレート会社がバレンタイン商戦でキャンペーンを展開したことから、「女性が好きな男性にチョコレートを贈って告白する日」として、バレンタインデーが浸透していったのです。

現在では、自分のための自分チョコが増えて、それがどんどん豪勢になっているようです。もっとも、チョコは男性よりも女性の方が好きな方が多いと思うので、自然の成り行きかもしれません。

また、バレンタインデーは国によって違いがあるようで、諸外国では男性から女性にプレゼントするのがバレンタインデーの主流だそうです。また、バレンタインの贈り物をもらった男性が女性にプレゼントを返す「ホワイトデー」があるのも日本発祥の文化で、アジア圏の一部にしかないそうで、何かメーカーの販促にうまく乗らされている感もなくはないです。

間もなくバレンタインデーがやって来ますが、バレンタインデーに限らず一つ一つの行事について、その起源や意味を知って、メーカーの販促活動に過剰に利用されることなく、正しく実践し、良い時を過ごしてもらいたいと思います。

そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」ヨハネ8:31~32

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