～ 神の愛を無駄にしないで ～

今回は、人生にとって最も大切なことをお伝えしようと思います。それにはまず、人と他の動物との決定的な違いについて知る必要があります。

すなわち、人は他の動物と違って霊的な存在であるということです。私たちの肉体はどれだけ大切に扱っても、いつかは朽ちていきます。しかし、人の本質的な部分（霊と魂）は残ります。したがって、人は肉体が亡くなっても霊的に生きているのです。そしてやがて、その霊的な部分で私たちが天国に行くのか、地獄に行くのかが選別されるのです。

すなわち、天地の創造主なる神様は世の終わりに神さまを信じる者と、信じない者とをえり分けられます。神を信じ、神の愛を受け入れる者には永遠の命・神の御国が与えられ、これを拒む者には、永遠の滅び・地獄行きが決定されるのです。

さて、霊と肉体を与えられた最初の人アダムは肉において罪を犯してしまい、それによって人に死が入ってきました。それゆえ、すべての人が肉において罪を犯してしまうようになり、罪の奴隷となって死を迎え、永遠の滅びに向かうようになったのです。

この世界に紛争や戦争が止まないのはそのせいです。また、そのような大きな殺戮だけでなく、憎しみやさばき、虐待やいじめなど身近にある悪もすべてアダムからの罪を引き継いだせいです。これらはみな肉の行いと言われます。

肉の行いは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。前にもあらかじめ言ったように、私は今もあなたがたにあらかじめ言っておきます。こんなことをしている者たちが神の国を相続することはありません。ガラテヤ５：１９～２１

肉の行いとしてある、これらのすべては私たちの肉を通して起こってくる罪なのです。ですから、それから解放されるためには肉を対処する必要があったのです。

それゆえ、神のみ子が肉を持って生まれて来て下さったのです。イエス様が人となって生まれてこられた理由がここにあります。イエス様は私たちと同じく肉を持っておられましたが、罪は犯しませんでした。それゆえ、イエス様の肉はすべての罪の生贄となることができたのです。つまり、イエス様が十字架で死なれることによって、私たちの肉によって犯されたすべての罪を清算して下さったのです。

最初の人アダムによる肉の行為よって全ての人が、罪の奴隷となり、永遠の滅びを刈り取るようになり、イエス様の肉による義の行為によって、信じる者の全てがイエス様によって義と認められ、永遠の命を頂けるようになったのです。

イエス様は私たちが義とされ救われるために、十字架の苦しみを忍んでくださいました。この愛を無駄にしないようにしないといけません。この恵みはすでに準備され、私たちが無代価でいただくばかりになっているのです。しかし、多くの人がそれを受け取っていません。イエス様は今もこの恵みを無駄にしないように切に願って天で執り成しておられます。

　イエス様によって、天国行きの道が備えられているのに、素直にそれを受け取らないで、地獄へ行くということほどもったいないことはありません。神の愛を無駄にしないでください。イエス様の救いはすべての人に提供されています。素直に受け入れて、イエス様を主と告白してくださり、天国への確信を得て下さい。

しかしキリストは、ただ一度、今の世の終わりに、ご自身をいけにえとして罪を取り除くために、来られたのです。そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、キリストも、多くの人の罪を負うために一度、ご自身をささげられましたが、二度目は、罪を負うためではなく、彼を待ち望んでいる人々の救いのために来られるのです。へブル９：２６～２８