お年玉を何に使ったの?

公開済み 3月 3, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ 欲しいもの別に無いもん ~

小学生たちに、「お年玉を何に使ったの?」って聞いてみました。すると、多くの子から「何にも使ってない。」との返事が返ってきました。「へぇ~、どうして」と聞くと、「だって、欲しいもの別に無いもん」との答えでした。

 4年生の女の子たちの数人は、イオンで気晴らしにガチャをした程度で、後は使っていないとのことでした。一方、ある4年生の男の子は「今年のお年玉で○○のゲームを買うんだ」と言っていました。それで、私が「ふ~ん、それ幾らぐらいするの?」と聞くと、「だいたい〇万円ぐらいだよ。」とのこと、「へ~、お父さんそんなにお年玉くれるの?」とびっくりして聞くと「違うよ。色々な人から貰うんだよ。」との返事。そんな大金を子供にあげられるって、日本って金持ちになったなあ~と思いました。

 また、3年生の男の子からは「お年玉貯めてて、アイパッドを買いたいと思ってるんだけど、幾らぐらいするの」と聞かれました。私は「よく分からないけど4~5万はするんじゃないかな。」と答えました。

 今、みんな豊かになって兼ねてからお小遣いを貰い、家ではおやつなど食べられるので、特に身近なもので欲しい物はなくて、お年玉もすぐ使わずに、貯めて大きな買い物をしようと考えているんだなと思いました。

 私は終戦後、間もなくして生まれ、子供時代は僻地で育ちました。当時はお小遣いなんてありませんでしたし、おやつなどもありませんでした。

ですから、私たち子供たちにとってお年玉は年間に一度きりの現金収入でした。ただ、私の住んでいた田舎では、お年玉を貰える家自体もまだまだ少なかったように思います。それでも、我が家では3人の息子たちに元旦の朝、父から小さな袋に入れたお年玉を頂けました。

 私のお年玉の思い出は、私が4~5年生の頃のことですが、お年玉をもらい、中をあけると800円ほどのお金が入っていました。今から65~70年ほど前のことですから、小学生の私にとって決して少なくないお金だったと思います。

 当時、お正月の3ヶ日はどこの店も締まっていて、開いている店はまずありませんでした。そのような中、お年玉を当て込んだであろう、小さなおもちゃ屋さんだけ営業していました。私はそのお金を持っておもちゃ屋さんに行って、そのお金で買えるものを探し、30センチほどの電池で走るカッコいいモーターボートを買いました。

 家に帰ると、母が私の買ったモーターボートを見てびっくりして、それは幾らだったのかと聞きました。私が「800円」というと、1日で全部使ってしまったことに呆れて、お金は計画的に使うようにひどく怒られました。

 兄と弟は私と違って、少しずつ使っていました。私は彼らがお菓子を買って食べてても、我慢するしかありませんでした。1度ぐらいは弟に奢ってもらってお菓子を食べさせてもらったことがあったように思います。

 しかし、数カ月経つと兄弟3人ともお年玉のお金はなくなりました。そして、唯一私のモーターボートだけが残ったのです。その様子を見て母が「あなたが正しかったのかもね」とポロッと言いました。

 しかし、私のモーターボートも以前から欲しくて、それをお年玉で買ったというわけではなく、ただお年玉で買えるものを探して衝動買いしただけなので、褒められたものではありませんでした。

 小さい事に忠実な人は、大きい事にも忠実であり、小さい事に不忠実な人は、大きい事にも不忠実です。ルカ16:10

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