コーヒータイムの変遷

公開済み 3月 10, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~今じゃ、コーヒー前をガリガリと~

私はもともとコーヒーがあまり好きではありませんでした。会社への入社当初、同僚や先輩と喫茶店に行く時は、皆がコーヒーを注文する中で、私だけ「ホットミルクを」と言って注文していました。

 それが、会社の紳士服コーナーに異動になったとき、直属の上司が大変なコーヒー好きで、朝は朝食の代わりにコーヒーを5杯ぐらい飲んでから毎朝出勤されるという方でした。会社に来られて皆でテーブルを囲んでその日の打ち合わせをする時も、私たちは会社の給湯器で汲んだお茶を飲むのですが、上司だけは自分でコーヒーを作って飲んでいました。

 そのコーヒー好きの上司の影響もあって、私もその頃から少しずつコーヒーを飲むようになりました。ただ、その当時はコーヒーの美味しさ自体は分からないで砂糖やミルクをいっぱい入れて飲んでいました。

 会社を退職して、牧師として活動をはじめた当初は、コーヒーを飲めるような経済状態ではなかったので、しばらくご無沙汰しておりました。しかし、やがて子供たちもそれぞれ独立して行き、私たち夫婦二人だけの生活に代わりました。夫婦にいくらか精神的ゆとりができてきたので、二人でティータイムを楽しむようになってきました。

 教会の大勢で飲む時は4人用と10人用のコーヒーメーカーを使ってみんなで飲むようにしていましたが、コーヒーメーカーは飲んだ後の片づけが面倒なので、二人のティータイムでは、紅茶を飲んだり、インスタントコーヒーを飲んだりしていました。

 しかし、そのうち二人でコーヒーフィルターカップに紙フィルターを付けて、ドリップコーヒーを入れて飲むように変わりました。そしてやがて、コーヒードリップポットの細口を買ってきて、より本格的に嗜むようになってまいりました。

 ところで、私たち夫婦が時々利用するレストランが谷山にあるのですが、そのレストランの外見はあまりよくないのですが、おいしい洋食を提供してくれるので、いつも繁盛しており、私たちも市街地に出た時は時々食べに行っておりました。

 そこでは、食後に美味しいコーヒーを出してくれるので、それをいただいていましたが、コーヒーカップがかなりビックなので、妻は「到底、飲みきれないので小さいのでお願いします。」といつも言って、特別に準備した小さなカップでいただいておりました。

 するとある時、そのお店のご主人からコーヒー豆をいただきました。コーヒー豆があってもそれを粉にする道具がないので、デパートに行ってコーヒーミルを買ってきました。

 それで、そこで頂いたブレンドコーヒーと新たに買ってきたモカコーヒー、それにブルーマウンテンコーヒーをそれぞれ交互に飲んで楽しんでいました。

 ただ、コーヒーミルは手動式しか見つからなかったので毎回豆を挽く度に、手でガリガリ回して粉にして飲んでいました。ただ、ガリガリ回すのにあまり使わない筋肉を突然使い始めたので、しばらくは右肩が痛くなっていました。

 そのような時、長男家族が帰ってきて、孫で次男のT君(4年生)が面白がってぐるぐる回して作ってくれたので、彼がいる間は大変助かりました。

また、とりわけブルーマウンテンコーヒーは、「美味しい、美味しい」と言って長男夫婦が喜んで飲んでくれたので、買って来てて良かったと思いました。

そして、今はいろいろなコーヒー豆を買ってきて試しています。長く使わなかった肩の筋肉の方も徐々にガリガリに慣れてきているように感じます。

悩む者には毎日が不吉の日であるが、心に楽しみのある人には毎日が宴会である。わずかな物を持っていて【主】を恐れるのは、多くの財宝を持っていて恐慌があるのにまさる。箴言15:15~16

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