入学式と新1年生の登校

公開済み 5月 5, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~新入生が緊張して登校してきます~

今年も入学式に参列させて頂きました。新1年生を迎える上級生や保護者の見守る中を1列に並んでいささか緊張した面持ちで新入生47名が入場してきました。数週間前までは幼稚園や保育園に通っていた、まだまだ小さくあどけない子供たちです。

 保護者の方々は小学生になった我が子の凛々しい制服姿を写真に収めようと、カメラを構えて盛んにシャッターを切っていました。

 準備されていた前の座席に並んで座った子供たちは、担任の先生から名前を呼ばれると、「はい」と元気に返事をして一人ひとり立ち上がって、後ろを振り向いて上級生や保護者の方々に顔を見せていました。

 入学式が始まり校長先生やPTA会長の挨拶で、「皆さん、ご入学おめでとうございます。」と言われると、1年生が皆で声を合わせて「あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す。」と一斉にお礼を言いますが、何度も練習して本番に臨んできたのだなと思いました。

 年々入学する子供たちは減ってきていましたが、今年は何とか2クラス分の子供たちが入って来てくれたので、少し安心しました。

 さて、入学式も終わって、いよいよ小学校でのお勉強の始まりです。朝街頭に立って子供たちの登校の見守りをしていると、例年よりも多い数のお父さんやお母さん方が1年生の子供たちと一緒に歩いて通って行きます。初めての小学校生活、子供たちよりも親の方が不安と心配で、子供たちに付いて来ておられるんだなと思います。

 子供たちは小さな体に、大きな色とりどりのランドセルを背負って、私が立っている横断歩道を渡ってきます。私が大きな声で「おはようございます。」というと、恥ずかしそうに小さな声で「おはよう。」と答えます。すると、一緒に歩いて来ておられるお父さん、お母さんから「大きな声で『おはようございます』でしょ。」と言われて、大きな声で言い直します。

 今、私には鹿児島市の児童通学保護員という肩書がついていて、鹿児島市の準職員となり、警察官のような制服を支給されています。また、不慮の事故に遭遇した時のために保険に入れていただいており、その活動に見合う時間給与も頂いています。それで、子供たちの安全登校に対する責任が伴い、毎日の登校状況の報告を提出させていただくようになっています。

 しかし、私がボランティアで街頭に立ち始めた当初は、まだ鹿児島市との合併前で、揖宿郡喜入町時代だったので横断旗を指宿の交番に頂けないかと相談に行きました。すると、お相手をして下さった方が、実は管轄が違うのだけれどもとおっしゃりながらも、旗を下さったことを懐かしく思い出します。

 また、当時はこの地に引っ越してきたばかりで、3男がちょうど小学校に入学するときでした。それから毎年街頭に立ち続けておりますが、その3男は現在36歳になっているので、当時の小学生だった中にはすでに40を超えた人たちもいることになります。

 なかなか何をさせても長続きしない私が、毎日教会前交差点の街頭に立ち続けて来られたのは、可愛いく元気な子供たちとの朝の楽しい交流に元気づけられているからだと思います。今年も新1年生と転校してきた子供たち併せて、20人近くが新しく登校してきますが、新しく通り始める子供たち全員の名前を早く憶えて名前を呼んで挨拶を交わしたいと思っています。

 しかしイエスは、幼子たちを呼び寄せて、こう言われた。「子どもたちをわたしのところに来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです。まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、入ることはできません。」ルカ18:16~17

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