我が家の子たちの食欲と勉強

公開済み 6月 9, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ ああ、あれは全部食べたよ ~

私が会社を辞めて教会を始めると、収入が4分の1ほどに減り、最初の4年間は、家族でご飯をおかゆにして食べていました。

そのような時も、年に1~2回妻の実家の福岡県豊前市に子供を連れて行っていました。今と違って高速道路がまだできていなかったのと、工事中も多くて、到着するまで13時間もかかったことがありました。そこで、妻が弁当を作ってくれて、それを車の中で食べていましたが、それでも遠いので、途中1食は外食になりました。

先回、次男が3~4年生の時、「僕、何歳までお子様ランチなの?」と言ったことを書きましたが、大食感の彼は食堂に入ると、妻に「ねえねえ、いくらまで?」と聞いています。すると妻から「お父さんより高いものを食べたらダメ。」とクギを押されていました。

そこで彼は、私が注文するのをじっと見ています。私も彼のために少しだけ高いものを注文してあげようとします。そして、私が注文すると、その範囲で少しでもたくさん食べようと、チャーハンと○○と○○」という具合に注文します。質より量の息子です。

彼が高校生の時のことです。妻が私の好きな肉じゃがをたくさん作ってくれました。夫婦で食べ終わって見ると、まだ大鍋の3分の1ほど食べただけで、3分の2は残っていました。この調子だったらまた明日も食べられると楽しみにしていました。

夜8時ごろ、学校から帰ってきた次男が夕食を食べていました。そして、寝る前に炊事場を見ると、肉じゃがが入っていた鍋が水に浸かっていました。しかし、あんなにたくさん食べられるはずがない、残りを他の器に移して冷蔵庫に入れてあるのかなと思いながら寝ました。

そして明くる朝、彼に尋ねました。「昨日の肉じゃがは?」すると彼が、「ああ、あれは全部食べたよ。」との返事。夫婦で目いっぱい食べて3分の1、それが1人で3分の2。どれだけ大食漢なんだよと、未だ忘れられなくて記憶に鮮明に残っています。

さて三男は、彼のように大食漢ではなかったのですが、彼が4歳ぐらいのある時、私が昼食に焼きそばを3パック買ってきました。そして、小さい彼はあまり食べられないだろうと、妻が彼のパックから少し取って私のパックに移しました。

それを見ていた彼が「どうして自分のものを取って、お父さんのに移すのか」と不平を言いました。そこで、私が彼を説得しようと「ちょっと、お父さんの横に立ってごらん。」と二人並んで立ちました。そして、「どっちが大きい?」と聞きました。すると、彼は「お父さん。」と答えました。これで決まりと、おもむろに尋ねました。それでは「どっちがたくさん食べないといけないの?」と聞いたら、彼は「僕!」と答えました。びっくりして私が「どうしてそう思うの?」と聞くと、「僕がたくさん食べて大きくならないといけないから。」と答えました。彼は機転が利いた賢い子なのです。

しかし、こんな我が家の子供たちも勉強は良くやっていました。ある時、私は本を読んでいて「勉強が好きな子は20万人に1人」と書いてあるのを見つけました。勉強嫌いな私は、我が意を得たりと、前にいた中学生の長男に勇んで話しました。「あのね、勉強が好きな子は20万人に1人だって!」すると、彼が「僕、勉強が好きだよ。」と言うのです。こっ、ここに20万人の内の1人がぁ~、とびっくりしましたが、他の兄弟も勉強が好きだったようです。それで、勉強好きな子は、実際はもっともっと多いのかもと思いました。

もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。貧しくても知恵のある若者は、もう忠言を受けつけない年とった愚かな王にまさる。伝道者4:12~13

No Response to “我が家の子たちの食欲と勉強”

Leave a Comment