今日は父の日、
~お父さん方の日頃のお働きに感謝しましょう~
今日は父の日ですが、父の日は残念ながら母の日の様には浸透していないように思います。子供たちの多くはお母さんが大好きな一方、お父さんに対するイメージはあまり芳しくないように思われます。
登校してくる子供たちに、「父の日は何かするの?」と聞くと、ほとんどの人が「特に何にも」と答えます。それでどの家庭でも、父の日は母の日ほど盛大には行われていないように思います。
しかし皆さん、父の日も忘れずにお父さん方のご苦労に感謝するようにしましょう。それが、お父さん方の大きな励みとなり、これからの働きの活力になります。
さて、父の日の誕生の由来は母の日と同じくアメリカの教会が発祥です。ソノラ・スマート・ドットというひとりの女性クリスチャンの嘆願から始まりました。
彼女の父親は軍人で、男手ひとつで6人の子供たちを育て上げました。その末っ子の娘だったソノラは教会で母の日があることを知り、母の日があるのだから、ぜひ父の日も作って欲しいと1909年に牧師協会に嘆願しました。すると、翌年の1910年には初めての父の日の式典が教会で行われました。アメリカの教会の対応の早さに感嘆します。
しかし、父の日を一般の人が知るきっかけになったのは、1916年の式典でウッドロー・ウイルソン大統領が父の日の式典で演説をしたことによります。そして、1966年リンドン・ジョンソン大統領が「父の日」を称賛する大統領告示を出し、6月の第3日曜日を「父の日」と定め、1972年に父の日は国の記念日として、6月第3日曜日に正式に制定されました。
1972年と言えば、私が大学生時代なので、まだつい最近の事です。そして、日本で父の日が導入され、一般的に行われるようになったのは1980年代に入ってからだと言われています。
私どもの教会の教会学校でも先月の「母の日の集まり」に続き、父の日に「父の日の集まり」を開催しています。そして、集った子供たちにお父さんやおじいちゃんにお手紙や絵をかいてプレゼントしてもらうようにしています。
教会の牧師室には、今も3男が小学生の低学年時の父の日に書いてくれた、2枚の似顔絵が飾ってあります。一つは私が講壇でメッセージしている姿の絵とお父さんいつもおしごとありがとうの下に彼の字で「いつもセンキュー」との一言が書いてあり、もう一つはお父さんありがとうの下に私の顔のアップと「これからもおねがいね。」と書いてあります。
今は、子供たちも大きくなり社会人になって、皆関東地方に居を構えているので、集まってお祝いすることはできませんが、毎年様々な私の好きな美味しい食べ物をたくさん送ってくれます。
世のお父さん方、日ごろのお仕事ありがとうございます。お体に気を付けて元気でお過ごしください。
孫たちは老人の冠、子らの光栄は彼らの父である。箴言17:6
あなたを生んだ父の言うことを聞け。あなたの年老いた母をさげすんではならない。真理を買え。それを売ってはならない。知恵と訓戒と悟りも。正しい者の父は大いに楽しみ、知恵のある子を生んだ者はその子を喜ぶ。あなたの父と母を喜ばせ、あなたを産んだ母を楽しませよ。箴言23:22~25
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