本読みのボランティア

公開済み 7月 21, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~ 神様を信じ、日々祈ることがこの世の憂いから解放される道 ~

小学校での本読みのボランティア活動を、もう10年以上させていただいています。先日は3年ろ組での本読み担当でした。朝の登校時に3年生のR君に「君は3年何組?」と聞くと「い組」とのこと、「そうか、今日はろ組に本読みに行くよ。」と言い、次に来たG君に「君は何組」と聞くと「ろ組」との答え、「そうか、じゃあまたね。」というと何のことか分からず怪訝な顔をして登校して行きました。

 朝の子供たちの見守りが終わると、急いで着替えて学校に向かいました。3年生の教室の廊下に行くと、若い女性の先生が朝の会をしておられて、「今日は本読みの方が来られるので、皆静かに聞くように」と注意していました。

 そして、会が終わると皆で机と椅子を横に動かして、本読みの声が聞こえやすいように前に集まって床に座りました。そして、先生が廊下で待つ私を呼んでくださったので、大きな声で子供たちに「おはようございます。」と言って教室に入りました。

今回は3年生なのでマックス・ルケード作の「たいせつなきみ」という本を読みました。それは、彫刻家エリによって作られた小さな木彫りのウイミックスたちのお話です。そのウイミックスたちは朝から晩まで毎日同じことをしていました。それは、みんな金ぴかのお星さまシールと醜い灰色のダメ印シールを持っていて、お互いがそれをくっ付け合うのです。

木がツルツルで綺麗なものや運動能力に優れたものや、歌が上手なもの、物知りのウイミックスなどは、いつもからだに金ぴかの星印のシールをくっつけられました。

一方、木がでこぼこで汚かったり、何にもできないぶきっちょなウイミックスたちはいつも灰色のダメ印シールをくっつけられました。

パンチネロはそんなダメ印シールだらけのウイミックスの一人でした。外に出たら失敗ばっかりして、体中にたくさんのダメ印シールをくっつけられました。それで、「どうせ、僕は駄目なウイミックスだから」とつぶやいていました。そして、外に出るのも嫌になり、同じようにダメ印がたくさんついた者同士で遊ぶようになりました。

そして、ある日お星さまもダメ印もつけていないウイミックスらしくないウイミックスに出会いました。彼女の名前はルシアと言った。みんなルシアにもシールをくっつけようとするけど付かなかった。

パンチネロは、「僕もあんな風になりたいな~」と思った、そこでルシアに「どうすればいいか」と聞いた。すると、「それなら、かんたん。毎日エリに会いに行くのよ」と言った。

それで、彼はエリに会いに行った。エリはパンチネロを見て「随分たくさんつけられたね。」と言った。言い訳する彼に、エリは「みんながどう思うかなんて大したことじゃないんだ。問題はこの私がどう思っているかということだよ。そして私はお前のことをとても大切だと思っている。」と言った。

マックス・ルケードはこの物語を通して、わたしたちの造り主なる神様の存在と、神様を信じ、日々祈ることがこの世の憂いから解放される道であることを教えているのです。

すなわち、彫刻家のエリは私たちの創造主なる神様のことで、私たちはお互いに批判したり、威張りあったりしているが大切なことは創造主なる神様が私たちをどういう風に見ているかであって、回りに振り回される必要はない。創造主なる神様は私たち一人一人を大切に思っています。毎日創造主なる神に祈ることが全ての憂いから解放される道です。

 私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。Ⅰヨハネ4:10~11

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