ハチの巣退治

公開済み 11月 3, 2024 by 管理人 in アドナイ・エレ

~えっ、こんなところにハチの巣が~

教会の玄関横に教会員が植えてくれたコノテガシワの木があります。木の形は丸くて素敵な姿なのですが、年ごとにどんどん大きくなってきました。そして遂に、教会横の窓を覆うほどに育ちました。

ただ、教会横の窓は、道路からよく見えるので、毎年クリスマスにはクリスマスのリースを飾り、色とりどりの豆電球を点滅させて、クリスマスの雰囲気を醸し出す教会唯一のイルミネーション(?)でした。

そこで、仕方なくコノテガシワの木を伐採することになりました。私が電気鋸を使って幹を切ろうとしたのですが、幹がかなり太くなっているのと、木が硬くてなかなか切ることができませんでした。

それで、先に枝を切ることにして、1本ずつ切り落としていくうちに中にハチの巣があるのに気づきました。ハチの巣の周りには蜂たちがびっしり止まっています。ああ~そういえば、ここらあたりを蜂が飛んでるのをよく見かけたなあ~と、思いだしました。

それで、伐採工事はストップです。まず、ハチの巣を何とかしないといけません。どうしたら無事にハチの巣を撤去できるか思案しました。

そこで、最初に考えたのが虫取り網で少し離れたところからハチの巣に被せて取り除く方法です。教会には虫取り網はないので、小学生の子から借りようと思い、近所の4年生の男の子に声を掛けました。「ねえ、ねえ、虫取り網持ってない?」

すると、彼が「網で何するの?」と聞いてきました。そこで、「あのね、教会の玄関横の木にハチの巣があったので、危ないので網で取ろうと思うんだ。」と答えました。

すると、彼は急に真顔になって、「おじちゃん。それは業者に任せた方が良いよ。もし、刺されたら大変だよ。」と、大人の人が子供を説得するように私の顔を見ながら話しました。

それで、彼に網を借りることは諦めました。しかし、業者に頼んだらそれなりの費用が掛かります。それより、何とか他の方法で撤去できないかと考えました。そして、次なる手は、雨の日に雨合羽を着て、完全防備でハチの巣取りに挑戦してみようと思いました。

数日後に雨が降ったので、朝いつもの雨の日のように合羽を着て長靴を履いて、手にビニール手袋はめて子供たちの登校の見守りをしました。

それが終わって、いよいよハチの巣取りに挑戦です。あらかじめ玄関に置いてあったハチの巣にかぶせるビニール袋を取り、草刈り時につける眼鏡を付けたら、そこにキンカン(塗り薬)もおいてありました。妻がもし刺されたときのためにとキンカンを準備してくれていたのです。しかし、キンカンの効能書には、『かゆみ・肩コリ』と書いてありました。あまり、利きそうにないですが、今家にある薬の中にはこれぐらいしかないなと思いました。

身体じゅうを合羽等ビニールで覆って、勇気をもって挑戦しました。まず、周りの邪魔になりそうな枝々を高枝切りばさみで離れた所から切ろうとしましたが、切れないので邪魔にならないように折り曲げました。それから、ビニール袋をいっきにハチの巣に被せました。数匹は飛んで逃げましたが、ハチの巣自体はうまくビニールに収めることができました。

ビニールの口をしっかり掴んで、さてこれをどうしようかと今更ながら考え始めました。あたりを見回すとジョウロが置いてありました。そこで袋の口を掴んだままジョウロに突っ込んで、水を入れて一杯になったところで、パッと手を放し逃げないようにブラシで蓋をしました。数日おいて中身を取り出して、ビニールごと捨てました。

蜂には何の恨みもないのですが、巣の場所が悪かったので勘弁してくださいね。

飽き足りている者は蜂の巣の蜜も踏みつける。しかし飢えている者には苦い物もみな甘い。箴言27:7

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