様々な動物たちに囲まれて
~田舎の教会には様々な動物の声が聞こえる~
朝の子供たちの登校の見守りをしていると、犬の散歩をしている人々に会います。近所の方で犬を連れて歩いてこられると、犬は散歩に出られる喜びでご主人をグイグイ引いて先を歩きます。かねて庭で飼われている犬なので、道路に出られるのが嬉しくてしょうがないようです。
そして、40~50分して散歩から帰ってきますが、犬は行く時とは打って変わって、ご主人に引っ張られてダラダラ歩きながら帰ってきます。いかにもまだ家に帰りたくないとの意思表示をしていますが、ご主人は全く気にする素振りもなく引っ張って帰っていきます。
また、年配の女性の方が連れている犬は、完全に主導権を握っている様子で、飼い主が道を渡ろうとしても、行きたくないと動かないで他の道の方へ行きます。飼い主は犬の行きたいところにしぶしぶ引っ張られて行っているようで、毎回ルートが違います。
先日テレビで次のようなことを話していました。家の中で飼っている犬で、外での散歩に連れて出ても3分で家に帰りたがるんですって、犬も様々だなと思います。
また、教会のお隣の方は山羊を飼っておられて、メェ~メェ~鳴く声が聞こえてきます。山羊は草をよく食べるので、庭の雑草の処理ができていいなと思っていましたが、お隣のご主人は綺麗好きで、雑草が少しでも出るとバーナーですぐ焼いてしまわれるので、庭も駐車場もいつも綺麗にしておられます。
先日、教会に農協の方が飼料作物の束を家に配達して来られたようで、妻がびっくりして聞いてみると、「教会の奥で山羊を飼っているということだったので」と言われたそうです。そこで、妻が「我が家ではないです。お隣の方が山羊を飼っておられますよ」と教えてあげたそうです。お隣の山羊は飼料作物を食べているんだと思いました。
そういえば、私たちの若い頃、犬や猫には私たちの食べ残しの残飯を食べさせていましたが、近頃は犬にはドックフード、猫にはキャットフードと食べる物がそれぞれ専用の食物に変わったように、今は山羊も雑草は食べないんだと思いました。
また、数軒先の家は鶏を飼っておられます。毎朝5時前になると必ず雄鶏の鳴き声が聞こえ始めます。この鶏も小さい時は「コケコッコゥ~」と、うまく鳴けないで、「ピッピピ~」みたいな泣き方をしていたので、妻と「ハッハ、まだうまく鳴けないね~」と笑いながら、聞いていました。しかし、時が経つにつれて徐々にうまく泣けるようになって、その内「コケコッコ~」と泣けるようになり、その声も少しずつ図太い立派な鳴き声に代わっていきました。
そして、その内もう一羽小さい雄鶏が入ったようで、「ピッピピ~」「コケコッコ~」と庭で合唱していましたが、その内「ピッピピ~」もどんどん上手に鳴けるようになり、「コケコッコ~」が2羽になりました。
また、教会の屋根や十字架の上にハトやカラスがとまって鳴いているのを見ます。ハトは平和の象徴だからまだしも、カラスには十字架の上に止まるなと叫びたくなります。しかし、これらの鳥や動物もみな神さまが造られた被造物で、神様の御手の中で生かされていることを思います。
神は仰せられた。「地が、種類にしたがって、生き物を生ぜよ。家畜や、はうもの、野の獣を、種類にしたがって。」そのようになった。神は、種類にしたがって野の獣を、種類にしたがって家畜を、種類にしたがって地のすべてのはうものを造られた。神はそれを見て良しとされた。創世記1:24~25
二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。マタイ10:29
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