宅急便のお兄さん、ありがとう! 川下真理
~ 思わぬ助け手の出現に感謝! ~
私たちの教会には裏庭があります。春には子どもたちのための復活祭のあつまりで卵を隠して「たまごさがし」を楽しんだり、秋には以前教会員の方が植えてくださった柿の木が実を実らせてくれたりします。
裏庭は放っておくと草が伸びてきてしまうため、この頃は一人の教会員の方が自宅から草刈り機を持って来て、年に数回草刈りをして下さっていました。ただ、軽トラックなどがないため、毎回草刈り機を軽自動車に載せて持ち運ぶのが大変な様子でした。
それではと、教会員の誰でも草刈り機を使えるようにした方が良いということから、教会で草刈り機を購入することにしました。
そして、先生ご夫妻や教会員がホームセンターのチラシの情報を見たり、お店に見に行ってみたりして、1台の草刈り機を購入することができました。
さっそくお互いの都合のつく日に草刈りをする予定を組みましたが、その前にいったん購入した箱から出してみることにしました。箱を開けてみると、その草刈り機は組み立て式で、説明書を見ながら各部品を合わせて組み立てていく必要があることが分かりました。
組み立ては思っていたより難しく、インターネットで方法を調べたり、一度取り付けたものをまた外したりの繰り返しで作業は難航しました。真夏の真昼間で気温の高い時間帯だったこともあり、私たちも思わぬ作業が長引いてしまったことに多少焦りを感じていました。
草刈り機はだんだん形になってきたものの、またもや組み立ての壁にぶつかりました。今度こそ説明書のどこにも書かれていないし、いろんな方法で部品を組み合わせようとしますが、うまくいきません。
途方に暮れていたところ、教会の前に宅配業者のトラックが止まりました。宅配のお兄さんが降りてきて、教会への荷物を郵便受けに入れに来たところでした。私たちは教会の玄関の前で作業を始めてしまっていたために、邪魔になるかもしれないと思いましたが、軽快な足取りで私たちの所をよけて玄関の方へ行かれたので、良かったと思いました。
すると彼は、帰り際に私たちの手元をのぞき込んで、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。「いま初めて箱を開けてみて、どうにかここまでは組み立てたんですが、どうしてもここがわからなくて・・・」 「そうなんですね。ちょっといいですか」
そう言うとお兄さんはさっと説明書を取り上げて、私たちの組み立てた草刈り機と見比べながら、「書いてないですねえ~。うちにあるのとは形が違うなあ」と言って少しの間考え、手早く部品を手に取ると、「ここをこうして、こうしたら良いですね」とあっという間に組み立てかたを教えてくれました。私たちがどんなに考えても分からなかったのに、本当にあっという間でした。
私たちがびっくりしながらお礼を言うと、「いいえ~、全然いいですよ」と言って、来た時と同じように駆け足で帰って行かれました。お中元の配送の時期でもあり、お忙しいはずなのに、わざわざ足を止めてくださったんだねと感謝しながら見送りました。
きっと、いかにも慣れていない私たち女性3人の様子を見て放っておけなかったのだろうと思いますが、暑い中汗をかきながら手伝ってくださり、本当に助かりました。
後日、その草刈り機を使って初めての作業を無事に終えることができました。またあの宅配のお兄さんにお会いできたら、あらためてお礼を言いたいねと言い合いました。
私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。私の助けは、天地を造られた【主】から来る。詩篇121:1~2
牧師より;上の聖書のみ言葉は、不安を持ちながら巡礼の旅に出ようとする人のことばで、彼は天地の創造者なる神に信頼して出掛けます。神に信頼する人は平安を頂きます。

No Response to “宅急便のお兄さん、ありがとう! 川下真理”