千葉での震災被害
~常に備えて準備しておこう~
私たちが千葉に滞在している6日間のうち、震度3の地震が2回もありました。鹿児島では「あれ、今揺れてない?」などとかすかに身体に感じられる、震度1程度の地震がたまに起こるぐらいなのですが、ここではまだあの恐ろしい大震災の余震が完全には治まってはいないこと思い知らされました。
千葉に滞在中、息子家族に数回銚子の方に新鮮なお魚を食べに連れて行って戴きましたが、その途中先の大震災の際の津波で、被害に遭った地域を車で通りました。その時、この地域であの時の津波の犠牲になられた方が17名もおられたことを思い起こされました。
ここらの海岸近くの沢山の家々が被害に遭い、流されたり、壊されたり、傾いたりと住むことが出来なくなり、多くの方が仮設住宅での生活を余儀なくされました。2年経った今は、もうほとんど当時の悲惨な光景を見ることはありませんでしたが、流されたり、壊されたりして再建できずに更地になっている所があちこちに見えました。
息子によると、今でも100名ほどの方々が仮設住宅で生活しておられて、彼も精神的なフォローの為に、たびたび訪れているという事でした。
彼は仮説住宅に入っている人々は新しい場所で小さなコミュニティを作り、助け合って生きて行くことができるのでまだいいが、そこに入れなかった人々、例えば漁の為や生活の為に被害が残る昔の家に住んで生活おられる方々は、昔のコミュニティが崩れ、以前のように協力や相談する仲間がいなくなっているので大変だと言っていました。
そのような人々には支援も届きにくく、忘れられた存在になっているというニュースを聞いたことがありますが、確かにここでも同じことが起きているのだなと思いました。しかし、そのような中で支援を当てにするのではなく、何とか自立して生活して行こうとする姿勢には教えられます。
私たちが泊まったホテルは10階建ての立派な建物でしたが、地下や1階の温泉施設等のボイラーなどが津波の被害に遭い、再建が危ぶまれたという事を聞きました。しかし、近くのホテルなどでは再建を断念し、閉鎖を余儀なくされた所もあるということでした。
息子家族が通っている教会のH牧師によると、先生は以前淡路島におられたということですが、その当時淡路島は地震が起きたことはない、起きない所だと言われていたそうです。しかし、先生が淡路島から移動されてすぐ、阪神淡路大震災が起きたということで、日本中いつでもどこでも地震は起こりえるということを言っておられました。
確かに、新潟の中越地震や北海道の奥尻の地震など、起こる可能性が低いと言われた所で、大きな地震が起きているので、私たち鹿児島でも油断できないし、常に予期せぬ出来事に備えて準備しておく必要があると思います。
さて、イエス様の弟子たちが、「世の終わりのときにはどんな前兆があるのですか。」と聞きました。それに答えて、イエス様はいろいろな前兆が起こることを話されましたが、その中で、戦争や飢饉が起こり、大きな地震が頻発するということを話しています。
世界で起きる大地震の周期が確実に短くなってきているので、全ての人がそれに備える必要があると思います。また、同時に世の終わりに対する備えもする必要があります。そのためには全世界の救い主なるイエス・キリストを信じることが大切なのです。
また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。マタイ24:6~7
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