「偉くなりたくない」53%

公開済み 5月 12, 2013 by 管理人 in アドナイ・エレ

~どうせ仕事をするのならば~

「え~、何で?」競争の激しかった私達団塊の世代から見ると全く考えられないことです。今の高校生は謙虚なのか、謙っているのか、自分に自信がないのか分かりませんが、日本青少年研究所などが実施した調査によると、半分以上の学生が「偉くなりたくない」と答えたということが新聞に載っていました。

その一因として、権力を振りかざして、横暴に振舞っている権力者や上司を見て、辟易しているということもあるのかもしれません。そのように思わせてしまった私たちの世代にも反省が求められているように思います。

しかしもしそうなら、自分がそれと違う上司や経営者になるようにしたら良いと思います。私が新入社員として会社に出始めた時、たいていの上司は君呼びでした、中には呼び捨ての偉い上司もいらっしゃいました。

そのような中に一人の部長さんはまだ右も左も分からない仕事がほとんどできない私をさん呼びし、敬語で接して下さいました。当時は有難くも申し訳ない気がしていましたが、やがて自分が後輩を持つようになって、それが如何に難しいことであったのかを思い知らされました。

野望を持ち、権力欲を持って働く人より、謙遜でへりくだっている53%の皆さんこそ理想的な上司になれそうな人だなと思います。皆さんには是非頑張って努力をし、良い上司になって、良い職場環境、住みよい社会を構築して戴きたいものだと思います。

ただし、意欲のない人は会社にとってもあまり益にならないし、使い難い存在であり、少なくとも会社が必要としている存在にはなりえません。また、ただ言われたことだけをする人よりも、常に向上心を持って前向きに仕事に取り組む人が貴重な存在なのです。

どうせ仕事をするのならば、ダラダラしょうなくするよりも、目標を定め、意欲を持って熱心に取り組んだ方が、喜びが湧き、アイデアが湧き、能力が解放され、きつい仕事も楽しくなってきます。

そのような努力が人生に充実感、達成感を与え、それが生き甲斐となって幸せを実感させるものとなるのです。前向きに努力をしないと幸せを形成する充実感、達成感が得られず、せっかくの人生を無為に過ごしてしまうことになると思います。

全てにベストを尽くすことが人生を豊かにし、真の幸せを実感させる元となるのです。よしんば、思いがけず大金が入り贅沢な生活ができるようになったとしても、充実感、達成感、生きがいのない人生では真の幸せは実感できません。

努力して、良い上司になって、お金が沢山入ったら、苦しんでいる人、傷んでいる人を助ける為に捧げましょう。それこそそれこそ人生を豊かにする秘訣だと思います。

あなたの能力を会社や社会の為に精一杯遣って下さい。それが、周りを幸せにするだけでなく、あなた自身も真の喜び、真の幸せを実感することになると思います。

無精者の手は人を貧乏にし、勤勉な者の手は人を富ます。夏のうちに集める者は思慮深い子であり、刈り入れ時に眠る者は恥知らずの子である。箴言10:4~5

なまけ者は欲を起こしても心に何もない。しかし勤勉な者の心は満たされる。箴言13:4

貧しい者に施す者は不足することがない。しかし目をそむける者は多くののろいを受ける。箴言28:27

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