マララさん国連本部で演説

公開済み 7月 21, 2013 by 管理人 in アドナイ・エレ

~教育の大きな意味~

現在16歳、パキスタン北西部出身のマララ・ユスフザイさんが、ニューヨークの国連本部で演説し、女性と子供の権利を守り、等しく教育が受けられるように訴えました。

彼女は4年ほど前からパキスタンで女性が教育を受ける権利を訴えていましたが、昨年10月学校からの帰宅途中のバスの中で、イスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」の人に頭を銃撃され一時意識不明の重体となりました。しかし、イギリスで治療を受け一命をとりとめることができました。

その彼女が国連本部で、過激派の脅しに恐れることなく、「過激派は銃弾で私たちを沈黙させようとしたが、その試みは失敗し、むしろ多くの人々が声を上げるようになった」「私は弱さや恐怖を乗り越え、力と勇気を得ることができました」と述べ、会場の大きな拍手を受けました。

そして、「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、1本のペンで世界を変えることができる。教育こそが解決の道です」と述べ、女性と子どもの権利を守り、等しく教育の機会が与えられるよう各国の指導者を含め、世界の人々に訴えかけました。

彼女の勇気と、女性が教育を受けられるようになるために、わずか16歳で使命感を持って立ち上がり、自分自身を投げ出して戦っている彼女の姿に感動しました。

私は昨年、日本国際飢餓対策機構の研修でフィリピンの山間部の小学校3校の視察をさせて戴きましたが、まだまだ貧困により、教育を受けられない子供たちが多くいることを知りました。

私が訪問した学校は、日本からの支援によって学校給食が行われていました。学校によっては週に数回という所もありましたが、給食のある日は出席率も上がるということでした。私が訪問した日も給食があり、皆授業でも熱心に学んでいました。その様子を見て、彼らも本当は学びたいんだな。ただ家庭の事情等によってそれがままならないのだろうと思いました。

家庭訪問させていただいた一人の生徒の家は学校から車で3,40分かかるところにありました。「彼は歩いて2時間ほどかけて学校まで来てるんですよ」と同行した校長先生が教えてくれました。彼のお兄さんは15歳ぐらいだと思いますが、1年だけ学校に行けたが、後は自分の家でお父さんとマニラアサの栽培とその繊維を干して麻糸にする仕事をしていたということでした。

飢餓対策機構の現地在住の日本人によると、貧困の中にある彼らにとって、週に数回でも学校給食が食べられることはすごく魅力的なことで、彼らは数時間かけても学校に来ます。それによって学校教育を受けられる機会が増えることはとってもいいことですと説明してくれました。

また、大人の中にも全く教育を受けていない人がいて、自分の年齢、生年月日もわからなくて、役所の人が適当に年齢等を決めている例も沢山あるそうです。

飢餓対策機構の現地在住者によると、教育を受けていない大半の人は、その日その日を生きているだけで、将来の夢とか希望とかを持てない。自主性がなく、自分で深く考えることをしないで、人の言いなりになる傾向があるということでした。

教育を与えなければ、自分の意見を持つことがなく、指導者の思い通りになって、自由に使うことができます。昔、奴隷や植民地の人々に教育を与えなかったのはそのためだったのです。

日本においても、私たちの前の世代の女性たちは、「女は勉強しなくていい。」とか「女の分際で本なんか読まなくていい。」とか言って怒られるので、隠れて勉強したり、本を読んでいたという話をよく聞きました。封建社会ではその方が管理しやすかったからでしょう。

今もそのような環境下にある中で、男子も女子も同等に教育を受けられるように迫害を恐れずに立ち上がっているマララさんは、自分を捨てて、女性の教育の権利を勝ち取るために頑張っています。彼女の無私の働きが成功するように心からお祈りします。

わが子よ。すぐれた知性と思慮とをよく見張り、これらを見失うな。それらは、あなたのたましいのいのちとなり、あなたの首の麗しさとなる。こうして、あなたは安らかに自分の道を歩み、あなたの足はつまずかない。箴言3:21~23

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