また日本人科学者が成果
~「子供を産めなくなった女性を救いたい」~
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター小保方晴子研究ユニットリーダーらが画期的な方法で、万能細胞「STAP細胞」を作成し、世界中に反響が広がった。
これについて、英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのクリス・メイソン教授は「また日本人が万能細胞の作製法を書き換えた。山中伸弥氏は4つの遺伝子で人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ったが、STAP細胞は酸性溶液に浸して培養するだけ。どれだけ簡単になるのだ。」と驚きの声を英科学誌ネイチャーに寄せたとの記事が新聞に載りました。
私とは縁もゆかりもない方ですが、同じ日本人と言うだけで喜ばしく、また誇らしく感じます。そして、彼女が30歳の若い女性研究者なのも、科学者の中では比較的軽視されがちな立場の方の成果なので一層うれしく思います。
常田聡早大先進理工学部教授は「理系女子に良い刺激になれたと思う。研究者にとって人間力が大切だというお手本になる。」と言われたそうです。
報道によると彼女は常田教授を訪れ、「再生医療の研究をしたい。特に子宮を病気でなくし、子供を産めなくなった女性を救いたい」という思いを語っていたとのことでした。
そもそも再生医療とは、機能を失った臓器等を人工的に作って再生させようというもので、障害等を負うなど、一部機能を失った方々には夢のような医療です。
もともと、人間の生命は1つの万能細胞、つまり体のあらゆる部分に変化する機能を持った細胞からスタートします。それが細胞分裂を繰り返して、1個が2個、2個が4個、4個が8個と増殖してゆきます。それらの細胞の中に核酸DNAという部分があって、それが指令を出し、臓器や骨・皮膚等を形成していきます。そして、最終的に60兆個の細胞に分裂し、人間のあらゆる部分を構成します。
それらの細胞のうち5000億個が毎日死滅し、新しい細胞が作られています。つまり日々内臓は内蔵、皮膚は皮膚、髪の毛は髪の毛と細胞は再生続けているのです。つまり新陳代謝しているのです。
再生医療研究というのは、簡単に言うと、例えばある器官を作るDNAを持った細胞をもう一度何でも作れる万能細胞に戻し、つまり細胞を初期化して、その細胞で失ったほかの部分を再生しようという画期的な研究なのです。
体細胞を万脳細胞に作り替える初期化の作業で、iPS細胞は遺伝子を使って初期化を図ったのですが、彼女たちの研究は細胞を酸性の溶液に浸すだけで初期化したところに成果の大きさがあります。
素晴らしい夢のような進歩が期待できますが、そもそもそのような万能細胞を造り、それらがそれぞれの細胞に変わっていき、人間の身体の各部を構成していくというシステムが人間の中に備わっていたことに大きな驚きを覚えます。
それらのことが果たして偶然にできたのでしょうか?ここに私が主である、私があなた方を創ったと言われるお方がおられることを、これを機会に見出していただきたいと思います。
わたしがおまえたちに筋をつけ、肉を生じさせ、皮膚でおおい、おまえたちの中に息を与え、おまえたちが生き返るとき、おまえたちはわたしが主であることを知ろう。エゼキエル37:6
私を胎内で造られた方は、彼らをも造られたのではないか。私たちを母の胎内に形造られた方は、ただひとりではないか。ヨブ31:15
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