賛美の恵み

公開済み 4月 27, 2014 by 管理人 in アドナイ・エレ

〜施設での飛び入り観客〜

私の車の中には、病院や施設を訪問する時のために、賛美歌の歌詞を数曲、コピーして置いてあります。先日は頴娃町の教会員のお宅で、茶菓を戴きながら楽しい交わりをいたしました。交わりの前に、車から持って行った賛美の歌詞を見ながら、一緒に賛美歌を歌いました。

賛美歌は歌っているだけで、心がなごみ深い平安を得ますが、数人が集まって歌うとその場の雰囲気が温かい明るいものに代わるように感じます。それで賛美の後にショートメッセージをして交わりました。賛美歌の歌詞はいつの間にか私たちの外出時の必需品になっているように思います。

頴娃町での楽しい交わりが終わって、それから山川の老人介護施設に向かいました。そこには熱心な教会員で素晴らしいお働きをされていたH姉妹が入居しています。彼女は脳出血によって身体が不自由になり、徐々に会話等もできなくなってしまい、こちらでお世話になってから随分長くなってしまいました。

彼女の所には可能な限り毎週訪問させていただくようにしていますが、入居当初は私たちを歓迎してくれて、帰る時は玄関まで送ってきてくれていました。しかし、徐々に分からなくなり今では全く会話することができなくなってしまい、たぶんもう私たちが誰なのかも分かっておられないと思います。

しかし、私たち夫婦が賛美を始めるとじっと聞いていてくれるので、会話がない分、賛美によって心をつなげられたらと思って、毎回心を込めて賛美させていただき、お祈りしてお別れしております。

先日も車いすの彼女を間に妻と二人で少し大きな声で賛美を歌っていました。すると、私たちが歌い終わると同時に後ろの方でパチパチと拍手する音が聞こえました。びっくりして拍手の音の方を見ると、通路の所に車いすに乗っておられるご婦人が見えました。彼女は私たちの賛美を聴きに車椅子で近くまで来て、じっと聞いておられたようでした。

そして、私たちに「今日は素晴らしい歌を聞かせてくださってありがとうございました。心が安らぎました。」と言ってくださいました。そして、彼女の眼にはうっすらと涙がにじんでいるのが見えました。

その後、指宿の介護施設におられる姉妹を訪問し、ここでも一緒に賛美をしました。入居以来教会に来ることもままならないので、共に賛美すると神様を身近に感じられて、心に平安が得られるのだと思います。彼女にもたいそう喜んでいただきました。

 

ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。ヘブル13:15

けれども、あなたは聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられます。詩篇22:3

私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。詩篇31:1

あなたの恵みは、いのちにもまさるゆえ、私のくちびるは、あなたを賛美します。詩篇63:3

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