夏休みのラジオ体操
〜規則正しい生活の基〜
子供達が夏休みに入り、私の朝の登校安全指導もお休みになりました。毎朝街頭に立って子供たちと「おはよう」と言いながらハイタッチをし、学校や家庭であった様々な出来事を聞かせてもらうことも、しばらくなくなるので寂しくなりました。
安全指導が休みになると、その分朝ゆっくり寝られると思っていましたが、長年の習慣で、朝5時前には目が覚めてしまいます。それで、朝の1時間がぽっかり空いてしまうので、牧師室に降りて聖書や本を読んだりして過ごしています。
それが終わって会堂に祈るために行くと、外から子供たちの元気な声が聞こえてきました。窓越しに外を見ると、幾人かの子供たちが出席札を首から下げて、ラジオ体操に向かって行くところでした。「そうか、ラジオ体操が始まったんだな。」と思って彼らの後姿を見送りました。
思うと私も家の子供達が小さい時は一緒に会場に出かけて体操をしていました。公民館の庭に1年生から5年生まで縦1列に並びます。そして、6年生は前に出てみんなの方を向いて横1列に並んで立ちます。多分長年の伝統で昔からそうやってきたのでしょう。
しばらくすると、携帯ラジオから、ラジオ体操の音楽が流れ始めます。みんな小さく足で拍子をとりながら体操の始まるのを待ちます。すると、元気の良い声がラジオから流れます。「ラジオ体操第1ヨーイ、チャン、チャンチャ、チャンチャ・・、腕を前から上にあげて背伸びの運動です。」の声に皆が一斉に動き始めます。
ラジオ体操の曲を聞き、ラジオから流れる指導者の明るい元気の良い声を聴くと、私が小学生の頃、学校の運動場に広がって大勢の子供達と一緒に勢いよく体操をしたころの情景が突然思い出されます。
私も子供の頃を思い出しつつ、集まった子供たちと一緒に体操を始めます。6年生はみなの前に立って体操をするのですが、小さな子供たちの模範になるように一生懸命体操をします。小さな子供たちもそれを見て真似をしつつ一生懸命身体を動かします。その光景を見ているとこちらまで清々しい気持ちにさせられます。
体操が終わるとみな1列に並んで、出席札に当番のお母さん方から印鑑を押してもらいみな家に帰って行きました。
今でもたまにはラジオ体操に参加してみたいなと思うことはありますが、家での早天祈祷会の時間に食い込みそうで行くことが出きません。子供達がラジオ体操会場に急ぐ姿を横目で見ながら、彼らの頑張りを期待するばかりです。
夏休みはラジオ体操があるので、一日をラジオ体操を持って始められます。それで、子供たちが長期の休みの日々を毎朝早起きして、だらだら過ごすことがなくなり、規則正しい生活ができるのではないかと思います。
子供達には夏休みの間ラジオ体操、宿題等毎日コツコツと努力をして、悔いのない日々を送ってもらいたいと思います。
私は、なまけ者の畑と、思慮に欠けている者のぶどう畑のそばを、通った。すると、いばらが一面に生え、いらくさが地面をおおい、その石垣はこわれていた。私はこれを見て、心に留め、これを見て、戒めを受けた。しばらく眠り、しばらくまどろみ、しばらく手をこまねいて、また休む。だから、あなたの貧しさは浮浪者のように、あなたの乏しさは横着者のようにやって来る。箴言24:30~34
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