おてんと様が見ておられる

公開済み 8月 24, 2014 by 管理人 in アドナイ・エレ

〜「敬天愛人」〜

私は小さい頃は隠れて悪いことをしても、すべてを見ておられる方がおられると教えられました。悪いことは誰も見ていない様でも、必ず誰かに見られているからしてはいけないと。

つまり、「お天道様が見ておられるから、お天道様の下で正々堂々と生きよ。」「人に見られて恥ずかしい生き方はしないように」との教えだったと思います。だから、隠れて悪いことをする人は日陰者と言われます。

ここで言う天と言うのは天地創造主なる神様のことです。薩摩の偉人で聖書に親しんでいたと言われる西郷隆盛が使った「敬天愛人」と言う言葉は有名ですが、これはまさしくイエス様の言われた次の聖句の略です。

イエスは答えられた。「一番たいせつなのはこれです。『イスラエルよ。聞け。われらの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』次にはこれです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』この二つより大事な命令は、ほかにありません。」マルコ12:29~31

さて、話を元に戻しますが、私は小さい頃家の部屋の隅に落ちていた1円玉や5円玉を自分のものとしてポケットに入れることもはばかられました。誰も見ていない様でも、神様は見ておられると思っていたからです。

そして、クリスチャンになって聖書を読むようになって、このことが事実であることが分かりました。聖書ははっきりと私たちの行い、それが良いことでも悪いことでも、それに対する報いがあることを教えています。

思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。善を行なうのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、時期が来て、刈り取ることになります。ガラテヤ6:7~9

つまり、人は自分の肉(欲)によって罪を犯すなら、それに対する報いとして滅びを刈り取り、神様を信じ、神様のために正しく生きるなら、永遠の命を刈り取ることになると教えています。分かりやすく言えば、滅びは地獄のことで、永遠の命とは天国のことです。

なぜ、このようなことを書こうと思ったかというと、先日広島で大規模土砂災害が起こり、たくさんの方々が亡くなったり行方不明になったりされました。そして、多くの人が自分の家を離れ避難所に退避されました。

その様な悲惨なニュースを聞き、日本中が被災者を思い、心配している時に、夜の間に空き巣が避難された方々の空き家に入り、金品を物色した跡があったという信じられない、悲しいニュースが流れました。

昔日本人はどのような状況下でも、お天道様が見ておられると教えられ、正しく礼儀正しい国民だったのに、そんなことをする人が現れたのかと憤慨しました。

しかし、同時に沢山の若者たちがボランティアとして被災地に入り、泥まみれになりながら奉仕をしていることも、放送されました。

神様は警告します。人は死んで終わりではありません。人が死ぬと、魂が肉体を離れてすべての生きざまを引っ提げて神の前に立ち裁かれるときが来るのだと。

そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、・・・ヘブル9:27

神を恐れ、神を敬うことが私たちのあらゆる知識のはじめだと教えています。

主を恐れることは知識の初めである。愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。箴言1:7

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