ほんの少しだけ
〜人は支え合い、生きてゆくように創られたから〜
先日行われた集会で、K氏が紹介してくれた歌に感動致しました。それは岡田さんという方が東日本大震災の復興支援のために作られた曲で、「ほんの少しだけ」という題がついていました。その1番だけを紹介させていただくと、
ほんの少しだけ ほかの人のことを思うことができるなら
ほんの少しだけ ほかの人のために何かをさしだせるなら
この世界は変わる 人々の心に 柔らかな風が吹く
人は支え合い、生きてゆくように 神様に創られたから
私たち一人一人が他者への小さな思いやりが持てるなら、私たち一人一人の小さな行い・親切が、愛と勇気をもって行えるなら私たちの住む世界は変わり、温かいぬくもりのある社会に変わることでしょう。
聖書は私たちの次のように教えています。
もし、兄弟また姉妹のだれかが、着る物がなく、また、毎日の食べ物にもこと欠いているようなときに、あなたがたのうちだれかが、その人たちに、「安心して行きなさい。暖かになり、十分に食べなさい。」と言っても、もしからだに必要な物を与えないなら、何の役に立つでしょう。ヤコブ2:15~16
世の富を持ちながら、兄弟が困っているのを見ても、あわれみの心を閉ざすような者に、どうして神の愛がとどまっているでしょう。子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行ないと真実をもって愛そうではありませんか。Ⅰヨハネ3:17~18
ともすると、私たちは被害の大きさや、現状の厳しさに目をやり、自分の小さな力では何もできないと思いがちです。確かに私たちにはいっきょに現状を変えることなどできはしません。しかし、私たちの小さな愛と力の結集が、困難の中におられる方々の励みになり、生きる力となって行くものと思います。
以前読んだ「もし世界が100人の村だったら」と言う本の中に次のようなものがあったのを思い出しました。
「世界がもし100人の村だったら。」
- 銀行に預金があり、財布にお金があり、家のどこかに小銭が転がっていたら、あなたは一番豊かな8人の中に入っています。
- 大学の教育を受けた人は一人、コンピューターを持っている人は2人、
- 自分の車を持っていたら、一番豊かな7人の内の中に入っています。
- この村の6人が59%を持っており、20人が2%を分け合っています。」
- 100人の内、20人は栄養が十分ではなく、一人は死にそうな状態です。でも15人は太りすぎです。
「この村を愛する人が立ち上がるなら、・・・まだこの村を救えるかもしれません」
先日、世界食料デー鹿児島大会(10/16)の打ち合わせ会で、フードバンクかごしまのお働きの中に、500ミリリットルのペットボトルに、お米を一杯入れて東日本の被災者に送る働きがあるのを知り、私たちの教会でもその働きを支援させて戴くことに致しました。
ご協力くださる方がいらっしゃるならば、私たちの教会でも、あるいは直接フードバンクかごしまでもお届け下されば、大変ありがたいと思います。
下記動画:YouTubeに投稿されている動画より「ほんの少しだけ―ハーベストムーン」
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