三男の旅立ち
〜ついに最後の砦?も…〜
遂に3男の就職が決まって、来週横浜に旅立つことになりました。彼は大学で情報システムを専攻したこともあって、機械や電子機器関係に精通していたので、主に教会の礼拝音楽や週報・チラシの印刷等パソコンを使う働きを担当してくれました。
礼拝音楽は、ワーシップソングをアイパッドで流し、デジタルミキサーで音量調節をし、歌詞や関連聖句等をプロジェクターで前に写し出す等の働きを担い、教会では欠かせない存在になっていました。
しかし、長男、次男に続いて最後の砦?の彼も、ついに関東に就職して行ってしまうことになり、地方の諸教会の宿命としてある、育って定着したころに、その地を離れて都会に出て行ってしまうという悲哀を感じています。
思えば、谷山の小松原で公民館を借りて礼拝を始めたのは、今から約29年前のことで、まだ彼の生まれる前のことでした。当時は古ぼけた公民館の畳に座って、模造紙に書いた歌詞を見て、それをめくりながら歌うという原始的な方法で賛美をし、礼拝を行っていました。
それが今では、教会堂で椅子に座り、スピーカーから流れる曲に合わせて、また季節に応じて毎月変えられる背景の上に、次々に映し出される歌詞を見て賛美するという格段の進歩を遂げて来ました。それらも、彼の力に負うところが大であったと感謝しています。
また、毎週礼拝ごとに配布される週報も、長男が協力して作ってくれていた教会設立当初は、ガリ刷で作っておりました。それから、次男の中学・高校時代になると私の書いた文章や、イラスト本からコピーしたイラストを、彼が貼り合わせてコピー機にかけて刷っていました。
それが、今ではパソコンで、三男の作ったワードやエクセルの枠に文章や数字を書いて貼り付けるだけで、プリンターにかけると綺麗なカラー印刷の週報が出てくるように変わり、スピーディーで、立派なものになりました。
彼が担当してきた様々な機器の使用のこれからに、いささか不安を感じてはおりますが、何とか皆で分担してそれらを引き継いで、良いものにしていこうと考えています。
都会に旅立つ彼は入社して、研修期間が終わると、おそらく研究開発部門に配属され、情報関係の研究に励むようになると思いますが、そこでも忠実に働き、存分に彼の能力を発揮して欲しいと思っています。
また彼の所属する関東の教会でも謙って人々に仕え、頼りにされる良き働き人となって、そこで積極的に沢山のことを吸収して、やがてはこの教会のためにそれらをフィードバックしてくれることを切望しています。
今月は彼の様にたくさんの人々が、故郷を離れ、新転地に旅立たれることでしょう。一人一人が助け主なる神様に頼り、1日も早くその地での生活に慣れて、活躍されることを祈ります。
あなたを贖う主、イスラエルの聖なる方はこう仰せられる。「わたしは、あなたの神、主である。わたしは、あなたに益になることを教え、あなたの歩むべき道にあなたを導く。あなたがわたしの命令に耳を傾けさえすれば、あなたのしあわせは川のように、あなたの正義は海の波のようになるであろうに。」イザヤ48:17~18
(写真:現在の礼拝の様子)
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