キリストはあなたの心の宮をきよめられる

マルコの福音書11章12-19節より

2021年1月10日主日礼拝メッセージ

アメイジング・グレイス・キリスト教会

旧約聖書ではいちじくの木はしばしばイスラエルをあらわします。このいちじくも遠くから見ると葉をつけていましたが、近くで見ると実はつけていません。これはイスラエルの人々の神様に対する姿勢を表わしています。エルサレムはたくさんの巡礼者が集まりにぎわっていて、礼拝が捧げられていても、外見や形式だけで、一番大事な彼らの心がどれだけ神様に注がれていたでしょうか。

実際、エルサレムの中の、「異邦人の庭」と呼ばれる場所は世的な場所となっていました。税を納めるための巡礼者の外貨を両替する証人がいました。彼らは法外な手数料を取っていました。また、いけにえのための鳩は通常の店の10倍以上の値段でした。彼らは宗教を逆手に商売していました。また、祈りと瞑想のための静けさも奪い取っていました。商人たちは、神のことなどまったく考えず、自分たちの利益だけを求めていたのです。当時、エルサレムとエリコの通じる道には険しい曲がりくねった谷があり、そこは強盗が頻繁に現れました。イエス様は、神聖なエルサレムに、もっと悪い強盗が住んでいると言われました。

人間は神に似せて造られました。人間はイエス様が住まれる宮なのです。しかし、人間は罪をもっています。この罪によって、イエス様があなたの中に入ることが出来なくなっています。罪に操られ、心の中に悪い思いがあります。罪は神様をあなたから追い出して、神さまに祈り、話すことができなくなっています。

エルサレムの商人や両替商をイエス様は激しく怒られ、追い出されました。ただの怒りの叱責ではなく、これはイエス様のきよめなのです。人の中の罪も、私たちが自分の力は感情によって追い出すことは出来ません。人間の罪の赦しのためにキリストが十字架できよい血潮を流される必要がありました。イエス様を罪からの救い主と信じて、罪から解放される必要があるのです。

そのとき、あなたの心にイエス様が住まわれます。全人格的にすべてが新しくされ、神様と和解し、関係が回復されます。あなたはもう単立単独でなく、一人ぼっちでなくイエス様と一緒に生きるのです。そして人との関係、内なる自分との関係も健全にされます。アーメン。

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